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VIVITA ARTISAN “SHOES プロジェクト” in 神戸 活動レポート #3 神戸の街に似合う一足のデザインを考えよう〜商品企画に挑戦編〜

VIVITA ARTISAN "SHOES プロジェクト" in 神戸とは

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VIVITA ARTISAN とは?
子どもたちが、第一線で活躍するアルチザン(職人)やクリエイターと共創するプロジェクト「VIVITA ARTISAN」の第一弾として「SHOES プロジェクト」を神戸市で開催しました。子どもたちがプロフェッショナルの仕事に触れながらアイディアを具現化し、商品開発に挑戦します。

VIVITA × MAGARIMONO Powered by 神戸市 & ASICS
本プログラムは神戸市の「CO+CREATION KOBE Projectこどもの創造型」助成対象事業として、VIVITAが主催し実施するものです。

神戸市に本社を置く総合スポーツ用品メーカー「アシックス」協力のもと、誰も触ったことのないフットウェアを提供するブランド「MAGARIMONO」と一緒に靴づくりを学び、みんなで「神戸の街に似合う一足」を約2ヶ月かけてつくります。


オンラインでも活動!

1回目の活動でオリジナルスニーカーづくりに挑戦し、みんなで話し合い「神戸の街に似合う一足」のテーマが決まりました。

テーマ①「しぜん」:神戸の海や山を感じられる一足!
テーマ②「みなとまち」:神戸の街や港を楽しく歩ける一足!

そしてプロジェクトメンバーには、
①②のいずれかのテーマで、「神戸の街に似合う一足」のデザイン画を描いてみましょう!
という宿題が出されました。

でも、いきなりデザインと言われても、難しいよね・・・と、言うことで、オンラインのデザイン相談会を実施しました。

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まずは1回目の活動でテーマが2つにしぼられた過程を振り返って、デザインのモチーフ探し。そしてデザインするためのヒントととして、世の中にはどんな靴の種類があるのか、どんなデザインの靴があるのか共有します。

デザインを考える上で具体的に相談したいことがあるメンバーは、MAGARIMONOに相談して疑問を解決しました。どんなデザイン画が仕上がってくるのか、楽しみです。

デザイン画を発表しよう

11月8日(日)、1ヶ月ぶりにメンバーがKIITOに集まりました。思い思いに描いてきたデザイン画を、みんなに共有します。ユニークなアイディアがたくさん出てきました。それぞれのこだわりで、「神戸市らしさ」を表現しています。

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「神戸の街に似合う一足」のデザインをみんなで考えよう

みんなが考えてきたアイディアをベースにして、「みなとまち」「しぜん」の2つのテーマで、「神戸の街に似合う一足」のデザインを考えるグループワークをおこないました。

どうしても譲れないポイントはどこか、どうしても表現したいことは何か、みんなで話し合いひとつのデザインに落とし込みます。「みなとまち」チームは人数が多いので、アッパー担当とソール担当に分かれて作業することにした模様。

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「神戸の街に似合う一足」を試作してみよう

いよいよ、午前中に考えたデザイン画をもとに原理試作を制作します。MAGARIMONOが用意してくれた靴木型に直接、布や粘土を貼り付けてデザインを表現します。

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「みなとまち」チームは、「神戸の街の上を歩く」というコンセプトのデザイン。なんと、ソール部分に神戸の街並みが表現されています。アッパーはまち歩きを意識して、スマートなフォルムです。

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「しぜん」チームは、ソール部分に海を表現し、靴底のパターンは何とおさかな。ミドルソールの黄色のラインは神戸の街のきらめきを表現しました。アッパー部分に山と空(太陽)をデザインしたスニーカーです。

六甲山牧場の羊がチャームポイント。MAGARIMONOはこれをどう表現してくれるでしょうか?

仕様書を書いてプロトタイプ製作を依頼しよう

完成した原理試作をもとに、MAGARIMONOにプロトタイプを発注するための仕様書を作成し、チームごとにプレゼンテーションしました。デザインの意図やコンセプトを汲み取ってもらうため、きちんと伝えることが大切です。

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「しぜん」チームの仕様書です。靴底のデザインを考えているとき、最初はタコのアイディアが出ていたのですが、「タコは明石なんです・・・」と神戸市の辻さんが苦笑いしながら教えてくれました。「神戸市の有名なお魚は何ですか?」と質問したところ「いかなご(小魚)です!」とのことだったので、デザインは名もなき魚になりました。

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「みなとまち」チームの仕様書です。ソールには神戸のランドマークがこれでもかと配置されています。この斬新なデザインを実際に履ける靴にするにはどうしたらいいか、MAGARIMONOのメンバーは少し苦笑い。でもきっと、ステキに仕上げてくれることでしょう。

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それぞれのチームの仕様書と原理試作が、MAGARIMONOに託されました。子どもたちのアイディアを、プロフェッショナルはどう表現するでしょうか!?プロトタイプの完成がとても楽しみです。

ところで、活動場所の片付けをするとき、子どもたちが初回よりも積極的に動いてくれて、撤収作業が驚くほど楽でした。この空間を自分たちの居場所だと思ってくれているのかな、と勝手にうれしく思ったのでした。

今後のレポートもお楽しみに。

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