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Re:Re:Re:Clothes 2023

不要になった服をわた状に戻して今ほしいものに作りかえることにチャレンジするプロジェクト「Re:Re:Re:Clothes」。2022年にDIY反毛機をつくって不要な布をワタにできるようになったので、その活用をVIVISTOP内外に広げていくことにチャレンジした2023年の活動を紹介します。


DIYリサイクル繊維活用

RePot

古着の繊維を平たい紙にするのではなく、ポット状にして野菜を育ててみよう!というプロジェクト「RePot」。3Dプリンターで作った型を使って立体に成形し、土を入れて野菜の種をまき、ある程度大きくなったところで畑に植えかえて観察しました。ウールやコットンは天然繊維なので、ポットごと土に植えたらそのまま分解されるのではないか?という予想です。

畑に植えかえるところは、武蔵小金井駅近くのわくわく都民農園さんにご協力いただきました!

これは植えかえてもらったミニトマトです。

収穫シーズンを終えた後、確認いただいたところ、土の中にポットは見当たらなかったそうです。ただ生育はとてもゆっくりだったようなので、RePotで苗を育てるのはあまり向かなさそう。水耕栽培装置として使うのがカラフルでよさそうです。

ランウェイへ?!

2022年から古着やハギレを使って紙を作る活動をしてきましたが、その紙を、洋服を作るための素材として使いたいという方と縁がありました。

洋服の素材として使っていただくにはそれなりに量が必要!ということで、VIVISTOP新渡戸にも協力いただきつつ、たくさんの方と一緒にせっせと紙すきをしました。

家内制手工業!
服を作るときの残布から、A4サイズの紙を60枚作りました。
60枚、完成!

完成した紙に富士フイルムさんが印刷をして……、

無事、ニューヨークファッションウィークでおひろめされました。自分が関わったものが、多くの人の目に触れる場所で使われるというのは、なんとも不思議な気持ちになりますね!

大人向けのワークショップ

子どもたちと共に活動することの多いVIVISTOPですが、2023年は大人の方向けにワークショップ開催する機会をいただきました。

エシカルデザインウィーク

エシカルデザインについて共に考えるイベント「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO2023」で、リサイクルウールを使った糸紡ぎワークショップを実施しました。

この日のために用意した糸紡ぎ機は、VIVIWARE Cellで動きます!

じぶんみがきスタジオ

VIVISTOP博多はJR博多シティという駅ビルの中にあります。駅ビルではたらかれている方向けにも、DIYリサイクルウールを使った糸紡ぎワークショップを実施させていただきました。こちらは、VIVIWARE Shellで手紡ぎに使う道具=スピンドルを作って、反毛体験して、紡いでみるという盛りだくさんの内容でした。

必要な道具を自分で作って、やってみることができる!というのはVIVISTOPの良さのひとつ。作って試しながら学ぶことの楽しさを、感じていただけたらうれしいなあと思います。

メディア掲載

神奈川県横浜市で「めぐる布市」という手芸用品のリユース販売をされている方々とご縁があり、VIVISTOPを取材いただきました。

VIVISTOPに来ていただく前に、「めぐる布市」さんの活動場所を訪問させていただきましたが、あらゆる素材が、とても大切に、次の使い手のためにスタンバイされていて、とても素敵です!

「めぐる布市」さんにわけていただいたボタンを染め直すプロジェクトは2024年3月現在進行中!近いうちにお知らせできるようにしたいと思います。


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