脱毛を防ぐ方法について

乳がん治療を開始するにあたり、抗がん剤の影響で脱毛してしまうというのが、女性にとっては、ハードルが高い。
私も当初は嫌で嫌で逃げ道を探し続けたけれど、一旦脱毛してしまえば、もうなんてことはない。先に進むだけだ。
これは逃げ道を探した記録。

◆PAXMAN頭皮冷却システム
今、日本の病院で、徐々に導入され始めているシステム。
抗がん剤投与中に頭皮を冷やすと、脱毛が防ぐ効果があるとか。
海外ではすでに導入されているところが多いらしい。

供給元に聞いてみたところ、100%脱毛が防げるわけでは無いとのこと。
60%程度残ってる人もいるし、全部抜けてしまうというリスクもあること。
私の通う病院では、試験的に導入しているが、このシステムを使うには、専用のキャップ(9万円くらい)を購入して、そのキャップを毎回病院に持ってきて使用する。システムを使うには準備に多少時間がかかり、システム使用中は、頭皮が相当冷たくなるらしく、寒さに耐えられる人でないと無理らしい。キャップを持ちかえり洗って干すなど手間もかかる。

医療用ウィッグを扱うヘアサロンで聞いたところ、キチンとこのシステムで完走し、ぎりぎりウィッグが不要だった人もいるけれども、キャップの独特なにおいや、機械の動作音だけに反応して気持ち悪くなり途中で脱落した人もいるとのこと。

私の主治医(男性)に聞いてみたところ、実際体験してみたが相当寒いらしい。寒さに耐えられるかどうかがネックになるとのこと。またこのシステムを使うには、別の担当医師が主治医でないとできないらしいので、主治医が変わってしまう。なんかめんどくさい。

無料でシステムを使用できる病院もあるようなので、無料であれば試してみてもいいのかもしれない。

私の病院の場合9万円でキャップを購入しながら、途中、耐えられずに脱落となる可能性もあること、もともと虚弱で喉が腫れやすいこと、抗がん剤で間違いなく免疫落ちること、寒さに耐えられずに高熱などを出してしまったら余計に手間!
髪だけのために、具合悪くなっていたら本末転倒。

また、頭を冷やすこと抗がん剤をめぐりにくくするためその部分には抗がん剤の効き目はいかないの??乳がんって脳転移の可能性もあるんだよね???など疑問も発生。 DEAD OR ツルピカハゲマル。どっちとる?
目標はガンをなくすこと。
結果、私は、悩んだあげく、このシステムは使わなかった。

◆保冷剤自作キャップ
医療用ウィグを扱うヘアサロンで聞いたところ、自作の保冷剤キャップをかぶって抗がん剤治療を完走された方で、髪は抜けたけれども、発毛が速かった人がいたとのこと。

私も自作保冷剤キャップを作って挑んだが、ちゃんとうまくかぶっていられる仕様にならなかったこと、髪が抜けていくと頭の上に乗っけて置くのが難しかったこと、荷物が重い、いろいろ面倒になって、途中脱落。

ちなみに、自作保冷剤キャップ。100均の保冷剤大小、ガムテープで作ったのだが、ガムテープはうまくはがれないし、結局全部捨てた。もったいなかった。
もっと器用でうまくキャップを作れればよかったのかな~。



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