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私のおすすめ絵本3冊 ~年少さんから年長さん向け~


絵本選びに迷っている保護者の皆さまに、今回は赤川明さんが手がけた3冊の絵本「たこしんごう」「くもがふってきた」「おじいさんとうみ」をご紹介します。どれも幼児から小学生低学年まで楽しめる作品で、各作品の魅力をお伝えします。

1. 「たこしんごう」

「たこしんごう」は、海の中を舞台に、タコのおじいちゃんと孫タコが織りなす心温まる物語です。この絵本の魅力は、何と言ってもキャラクターたちのほのぼのとした会話と、独特の愛らしい絵です。おじいちゃんタコのちょっととぼけた性格と、孫タコの無邪気なリアクションが絶妙なバランスで描かれており、読者の心をほっこりとさせます。

特に、海の生き物たちが信号のように動き回る様子は、視覚的にも楽しめる工夫がされていて、ページをめくるたびに新しい発見があります。また、柔らかい色使いとシンプルで可愛らしい絵が、子どもたちからも大変人気です。

この絵本は、子どもたちが自然と笑顔になれる、楽しい時間を提供してくれます。親子で読んでいると、いつの間にか物語の世界に引き込まれてしまう、そんな魅力が詰まった一冊です。


2. 「くもがふってきた」

「くもがふってきた」は、空を舞台にした少し不思議で愛らしい物語です。雨を降らせるはずの雲が、うまくいかずに地上に降りてきてしまう、というユニークな展開が特徴です。雲さんが一生懸命努力する姿が、子どもたちに大いに受けることでしょう。

この絵本の魅力は、雲という身近な存在がまるで生き物のように描かれている点です。雲さんの頑張りを応援したくなるようなストーリーと、ほのぼのとした雰囲気が、読み聞かせにぴったりです。子どもたちは、ふんわりとした雲の姿や動きに引き込まれ、最後まで夢中になることでしょう。

絵のタッチも柔らかく、淡い色合いが印象的で、読むたびに違った感動を味わえる作品です。親子で一緒に楽しめる、そんな優しい物語です。


3. 「おじいさんとうみ」

「おじいさんとうみ」は、広大な海とおじいさんの出会いを描いた物語です。おじいさんが初めて海を訪れたときの驚きや喜びが、ユーモラスに描かれています。おじいさんが海を「大きな水たまり」と思い込んでしまうところから始まる物語は、子どもたちにとっても楽しい発見の連続です。

この絵本の魅力は、なんと言ってもおじいさんと海のユーモラスなやり取りです。海の大きさに圧倒されるおじいさんの姿に、子どもたちは思わず笑ってしまうでしょう。そして、絵の美しさもこの作品の大きな魅力です。海の広がりや波の動きが繊細に描かれており、ページをめくるごとにその世界に引き込まれていきます。

また、読み終わった後に残るほのかな感動もこの絵本の特徴です。親子で一緒に笑い、感動できる、そんな心温まるストーリーです。


終わりに

赤川明さんの絵本は、シンプルでありながらも心温まるストーリーとキャラクターの魅力が詰まっています。それぞれの絵本が、子どもたちの心を優しく包み込み、笑顔を引き出してくれることでしょう。読み聞かせの時間に、ぜひこれらの作品を取り入れてみてください。

これらの絵本は、保育園や幼稚園でも広く愛されています。年少さんから年長さんまで、幅広い年齢層のお子さまにおすすめの一冊です。親子で楽しい時間を過ごしながら、物語の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

このブログ記事が、絵本選びの参考になれば幸いです。ぜひ、お子さまと一緒に素敵な絵本の時間をお楽しみください。


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