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#7 「私が選んだドラッカーの言葉たち✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。


P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)

20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。

『強みを生かす』


「成果をあげる道は、尊敬すべき上司、成功している上司をまねることではない。・・・指紋のように自らの強みを発揮しなければ成果をあげることはできない。」 1)


「なすべきは自らがもっていないものではなく、自らがもっているものを使って成果をあげることである。」 2)


「自らの強みは自らの成果でわかる。もちろん、好きなこととうまくやれることとの間には、ある程度の相関関係がある。・・・嫌いなこととうまくやれないこととの間には、さらに強い相関関係がある。」 3)



                     by P.F.ドラッカー 


自分の特性を認識し、それを最大限に活用することで、より良い成果を上げることができますね。

組織に所属している以上、苦手な仕事に直面することもありますが、その中で新しいスキルを身につけたり、適応力を高めたりするチャンスと捉えることもできます。
どんな部署でも、自分の強みを活かす方法を見つけることが大切です。

また、ドラッカーは、嫌いなことに対する抵抗感やストレスが、パフォーマンスに大きな影響を与えることを示唆しています。

さらに、対人関係について、「多くの人は話し上手だから人との関係づくりが得意だと思いがちだが、実際には聞く力が重要であることを知らない」4)と述べています。
聞く力が対人関係の鍵となることを強調していますね。

対人関係は多くの悩みを引き起こします。
対人関係の得手不得手は、コミュニケーション以外にも原因があると感じることがあります。

しかし、仕事をする上では、ドラッカーが指摘する「聞く力」が重要なポイントとなります。


組織では、聞く力を鍛え、自分の強みを最大限に発揮することが重要だと理解できます。


キーワード:強み/もっているもの/成果/好きなこと/嫌いなこと


次回、『チームづくり』に続きます。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私が目指しているのは、孤立のない共生社会の実現です。

参考引用文献

1)2)3) P.F.ドラッカー著 上田惇生訳『ドラッカー名著集4非営利組織の経営』ダイヤモンド社、2024年、p.216

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