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#4 「私が選んだドラッカーの言葉たち」✳︎1,000文字以内のコーヒーブレイク記事です。


P.F.ドラッカー(Peter F. Drucker、1909-2005)

20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。マネジメントの主な概念と手法を生み発展させた「マネジメントの父」として知られています。

『リーダーの役割』❷リーダーとしての能力


『第一が、人のいうことを聞く意欲、能力、姿勢である。聞くことはスキルではなく姿勢である。誰にでもできる。しなければならないことは、自分の口を閉ざすことである。』1)

『第二が、コミュニケーションの意志、つまり自分の考えを理解してもらう意欲である。そのためには大変な忍耐を要する。何度も何度もいわなければならない。身をもってしめさなければならない。』2)

『第三が、言い訳をしないことである。思ったようにいっていない、間違った、やり直そうといえなければならない。仕事は、できたかできなかったかである。まあまあですまそうとしてはならない。本気で取り組むからこそ、プライドも生まれる。』3)


『第四が、~リーダーには、客観性、一種の分離感が必要である。~仕事はリーダー自身よりも重要であって、リーダーとは別個のものである。』4)



by P.F.ドラッカー


リーダーの基本的な能力には以下の四つがあります。
1. 聞く能力
2. 考えを理解してもらう能力
3. 言い訳をしないこと
4. 客観性

これらは親業にもあてはまります。
忍耐力が必要であり、本気で取り組むことで自信に繋がるのではないかと思います。
ただし、人間は完璧ではありません。時には聞けないこともあり、言い訳をしてしまうこともあります。また、自分と親業を混同し、いい加減で間違いを犯すこともあります(これも言い訳の一例です)。

自分と仕事を厳しく区別し、成果を求めることの重要性が述べられています。それだけ真剣に取り組むべきものです。

自分を信頼し尊重しつつ、客観性を持ち、仕事や子育てにベストを尽くすことが重要です。これが私の解釈です。


キーワード:リーダー/聞く姿勢/コミュニケーション/言い訳しない/別個

次回、『リーダーは自らをつくりあげる』に続きます。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

私が目指しているのは、孤立のない共生社会の実現です。

参考引用文献

1)2)3)4) P.F.ドラッカー著 上田惇生訳『ドラッカー名著集4非営利組織の経営』ダイヤモンド社、2024年、P.23

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