天才ハッカー・太田梨歩と不倫相手?長野専務


◆太田梨歩について

  • 2年前、新卒で丸菱商事に入社。財務部事務員。
    後にテントのモニターである山本が「無理やり入社させた」と語っている。

  • 乃木やドラムが「キレイ」「かわいい」と言う容姿。
    そのせいか社内では男性関係でいい噂がなく、女性社員から嫌われている。直近では宇佐美部長、原部長、水上から言い寄られていた。

  • 現在は丸菱商事を退社。

  • 志ん生、圓楽、文楽など落語が好き。

◆天才ハッカー、ブルーウォーカー(blue@walker)

  • ホワイトハッカーである東条が言うには『俺なんか足元にも及ばない、不可能を可能にする神』であり『私利私欲のために脅迫や情報漏洩をしない怪傑』。

  • ドラムも『超有名なハッカー』としてブルーウォーカーを知っていた。

  • テントの情報部がブルーウォーカー=太田であることを突き止め、モニターである山本によってテントの管理下に置かれた。
    誤送金事件も山本(テント)の指示で太田が仕組んだもの。

  • 過去に西田原発の設計図の流出、ロシア空軍へのハッキングも行っている。
    しかし太田の政治的思想について明かされる場面はなく、これもまた依頼だった可能性もある。

◆太田梨歩と別班の関わり

  • 丸菱商事へのサイバー犯罪容疑により捕まった太田を、別班が1億円の保釈金を支払い、弁護士をつけて釈放させる。

  • 太田、別班に用意された新居で黒須と対面。
    この時黒須は愛想の良い“表の顔”ではなく、別班としての態度で太田に接しているが、自分たちの正体を「知らない方がいい」と言って明らかにしないまま、国防のため協力を要請した。

  • 太田、一度は協力するも、ハッキングに成功するとパスワードと自分の命を盾にして「山本の仲間ではなく、国防のためだと証明して」と迫る。
    山本によって心身ともに傷つけられた太田からの信頼を得るため、乃木は山本を自殺に見せかけて殺した動画を見せた。

  • 太田はさらに乃木に対し「訓練したんでしょ、見せてよ」とナイフを渡す。
    例の『バナナナイフ』を見て乃木と黒須に従うようになり、最終回でも太田はテントの調査に協力している。

国防のため法を犯した乃木と黒須の動画を見てすぐに「訓練」の単語が出てくるあたり、太田はふたりが自衛隊の秘密組織・別班であると気付いた様子。
しかし乃木や黒須は太田の前で「別班」の単語を使っておらず、あくまで「協力者」の立場だと思われる。
『別班に協力する天才ハッカー』はあまりに便利すぎる存在なので、続編があれば登場の可能性は高そう。

◆長野利彦について

  • 高校卒業後、防衛大学(公共政策学科)に入学、卒業。

  • その2年後に一橋大学大学院に入学、卒業しているが大学院での出席率はかなり低い。

  • 27歳で丸菱商事に入社し、現在満60歳で代表取締役専務執行役員。

  • 空白の2年間について、野崎の前で「防衛大での訓練の辛さから薬物に手を出し、更生施設(大分にある豊前中津園)に入った」と語っている。
    施設にいたことは新庄の調べによって確認されている。

  • (太田の失踪前)乃木を呼び出し「誤送金事件について私は乃木を疑っていない」と語った。
    その際、ザイールについて「手がかりを残さなかったか」など詳しい話を聞きたがったため、Fは長野を怪しんだ。

◆ふたりは本当に不倫関係だったのか?

  • 不倫関係だったと証言したのは公安に事情聴取された長野。

  • ふたりきりで会い、個人的なやり取りをしていたのは事実。
    長野はフリーアドレスを使い、毎回違うネットカフェからメールをしていた。社内の防犯カメラにはふたりでいる様子は映っておらず、かなり慎重に接触していた様子。

  • メールの件名は業務連絡的で、不倫の証拠としては不十分なレベル?

  • 太田は黒須との会話のなかで「なぜ年の離れた長野専務と?守ってもらうつもりだったのか?」と訊かれ「最初はそのつもりだったんですけどね」と答えていて、太田自身は『不倫』という言葉は使っていない。

山本に脅されて丸菱に入社した太田が、立場や身の安全を守るため専務である長野に近付いた、あるいは言い寄られて利用するつもりで応じた可能性はあるけれど…。
天才ハッカーである太田となんらかの協力関係にあり、不倫はそのカモフラージュという可能性もある。

保釈後、太田は「保釈金、弁護士、家の用意をしたのは長野専務か」と聞いている。ただの不倫相手にそこまで…?丸菱の専務とは言え、1億も?
太田にとって長野は、自分のために大金を投じてくれる相手だった。

◆長野専務の正体は

公安による聴取後の意味深な表情や最終回ラストの描写から、単なる不倫おじさんとは考えられない。
ザイールについて詳しく聞き出そうとした理由も明らかにされていないし。
続編があれば太田含めて再登場し、ストーリーに大きく関わってくるかも。

◎元公安説
乃木卓と同様に経歴が書き換えられたとしても、同年代の佐野が長野を知らないことは考えにくく、警察関係の記録もないことから元公安の可能性はおそらくない。

◎別班説
別班は完全に経歴を抹消できるうえ、組織の全体像も不明なので、乃木の知らない工作員である可能性はゼロじゃない。
海外出張しやすい商社に在籍し、ここ3年はノゴーン・ベキと親子関係にあると考えられる乃木が別班を裏切らないよう、乃木を監視していたとか?
ただそれにしては乃木と比べて情報の引き出し方が不自然だったのと、防衛大在籍の記録が残っていることが気になる。

◎テントのモニター説
長野の空白の2年間を証明したのはテントのモニターだった新庄。
最終回の太田の調べにより、日本には山本、新庄のほかにもモニターがいることが分かっており、そのうちの1人が長野である可能性はある。
新庄は長野が同じモニターであると知っていたから、野崎のマークを外すために更生施設への入所が確認できたと虚偽の報告をしたとか。

◎別の諜報機関の工作員説
作中ではアメリカのCIA、イスラエルのモサドなど他国の諜報機関についても触れられている。
長野が別班でもテントでもない、別の組織の諜報機関に所属する人間としてテント(ザイール)を調査していた可能性もある。
更生施設にいたことはフェイクで、その間になんらかの組織とつながりを持っていた?
太田=ブルーハッカーであると知り、その技術を利用するため接近した?あるいはすでに協力関係にあった?

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