双子のパパの韓国育児記録(No.7)〜娘の授乳戦記(嘔吐篇)
前回、生後2か月頃までの双子の特徴を紹介し、その中で娘は嘔吐が多いと書きました。今回は娘の嘔吐で四苦八苦した日々について振り返ります。
私達の双子は生後NICUに入りました。当初母乳や粉ミルクを飲み込む力がなく、チューブを使って胃に届けていたようです。ある程度飲む力がついたのでNICUを卒業することができたのですが、家での育児を始めてからも特に最初の頃は母乳や粉ミルクをあまり上手に飲むことができません。息子は次第に授乳量が増えていったものの娘はそれ程増えず、しかも嘔吐を頻繁に繰り返しました。
授乳中に嘔吐することもあれば、しゃっくりに伴い嘔吐することもありますし、授乳後の消化中や消化後も嘔吐しました。くしゃみに伴って嘔吐したこともありました。その度に服を洗ったり沐浴したりと私達親も大変ですが、何よりも娘が気の毒でしたし心配でした。私は育児書やインターネット等で、韓国人のワイフは韓国のコミュニティサイトで、そして病院で、新生児の嘔吐について何度も何度も調べ、以下の対策を講じました。
・授乳量が多すぎないようにする。
・授乳時間の間隔に気をつける。特に消化しにくい粉ミルクは長めの間隔が必要。
・授乳する姿勢や哺乳瓶の角度に気を払う。ヘルパーさんにも見てもらいました。
・授乳後は縦抱きで30分間以上消化の時間をとる。
・授乳後はもとより、授乳中もゲップさせる。
・授乳後のゲップは背中トントンではなく、優しく背中をさする。
・お腹を圧迫するゴムのズボンは避けボディスーツを中心に着る。
・我が家は実施しませんでしたが粉ミルクの銘柄変更も検討していました。
・病院で胃食道逆流症等ではないことを確認。
などなどです。それでも娘は一日に1回以上は嘔吐しました。医者や先輩パパママからは心配しすぎないできっと大丈夫といわれますが心配になります。
娘が嘔吐しないか四六時中ハラハラし、そしてやはり吐いたと落胆する毎日。これがいつまで続くのかと籠城戦の守り側にも似た思いでした。ところが、ある日を境に娘が突然嘔吐しなくなりました。攻め側が突如撤退したのです。同時に授乳量も増え始めました。これがネット上にあった「時間薬」というものなのかもしれません。