観てきた！ゴジラ×コング　新たなる帝国

ポスター観てから思ったんだけど、ちょっとマッチョになったな。ゴジラ。

MacBookがOS updateに伴い昇天しまして、ちょっとしたテロかな？くらいの攻撃に遭い、悲壮感の悲しみを噛み締めながらのゴジラゴングです。

頭空っぽにして観るもの！と聞いてたので、あれこれ捨て置いて観てきました。
時系列でいえばゴジラコングの後ですね。謙さんが「さらば、友よ」と言って亡くなるあれです。
今回は残念ながら日本人は出てません。とはいえ、ゴジラの研究うんたらのしっかりした件もない。
主役はゴジラとコング。セリフは、ウホッ！とガオー！
いや、マジで会話するから。あいつら、会話すんのよ。

地上に残ったゴジラは現れる怪獣と闘いながら地球を守ります。
え？なんで怪獣？どっから出てきた？え？ずっと地球にいた感じ？どこに？前前作からいた？えー、そうなの？
どれも説明なかったんで詳細は不明 笑笑
ただね、地球守るなら土地も守れ、世界を守れってくらい馬鹿暴れ倒します。
最早、守ってくれてるのか怪しいくらいの暴れっぷり。
あの巨体が暴れ倒すのだから、そうなるにしてもよと思うくらい足元も尻尾も注意を払いません。
倒れるビル、飛ぶ車、逃げる人間。
さらには！お決まり口移しじゃないけど敵の怪獣の口開かせて放射能ビーム！で相手を木っ端微塵にして、ご満悦な感じだけど、飛び散る肉片は誰が掃除すんの…。

ゴジラ-0.1の山崎監督も今回のゴジラのアダム・ウィンガード監督もゴジラのモデルは愛猫だそうです。
確かに終始…ZiZiだった。tetoってよりZiZi。もちもち感が。
ですので怪獣1匹倒して満足したゴジラはおよそ2000年前に建てられたイタリア・ローマの世界遺産、円形闘技場「コロッセオ」に通りかかり、2000年前の壁を短かい足で跨げずにちょいちょい崩しながら中に入り、なんと！！寝ます。
もはや猫。いえ、女王。
朝、見たわ、そんな風に寝てる我が家の女王っていうデジャブを味わえるほどの、まんまそれ。
監督の愛猫の画像をクリエーターがゴジラにしてるとかなので、まんま猫なの。
いや、お前、深海に近いわけわからんとこに住んでたよね！？家、海の中でしょ！？イタリア人、いい迷惑！！
あ、でもあれ、謙さんに吹き飛ばされたんか。いや、それにしてもよ！

さて、地下空洞に住むコングは何をしているかというと、戦っております。どっちも敵ばっかかよ！
でもコングの敵はハイエナがモデルか？みたいな感じの群れで襲ってくる四本足の怪獣。
日々、バトルして鍛え上げてるのか？ってくらい因縁の仲みたな雰囲気を出している。ハイエナもどきの顔にもコングにやられたんか？っていう傷つき。こっちは地下空洞なので人もいないし壊すとかやりたい放題。好きにすればいい。
あ、でもコングが賢くなってた。トラップとか仕掛けてたもん。

今回の主役はゴジラとコングですがもちろん、人間も出ます。
前作にも登場したアイリーンを演じたレベッカ・ホール。髪の毛ばっさり切ってたけど、似合ってた。
あとブラピのブレット・トレインにも出てたブライアン・タイリー・ヘンリー。ブラピを狙う暗殺者役だけど、とにかく殺し屋のくせに陽気でお茶目っっていう役だった。今回もそのパターン（殺し屋ではない）。
底抜けに明るく陽気でよく喋る。いわゆるYouTuberなんですけど、嘘ばっかじゃねぇか！って叩かれてる。
あと、ジアを演じるカイリー・ホットルちゃん。大きくなって、可愛さが増してた。コングと会話ができる少女として前作は出てたけど、今作は新たにレベッカが養子として引き取ってた。
で、新顔として獣医のダン・スティーヴンスさん。
獣医ですがコングも診ます。動物ですから。大きい猿ですから。

日々、聴こえない娘を持つ母として試行錯誤のですが、学校でも何か私は浮いてるわぁという思春期の思いを持ちながら過ごすジアは謎のSOSを受信します。そのSOSのせいで学校で問題行動を起こしてしまい、おかん呼び出し。
とはいえ、ジアも何が何だかわからなくて頭が変になる！と泣く日々。
そこで頼ったのがブライアン。元々、怪獣に関する技術者として潜入調査もしていたくらい怪獣のことに詳しいのだから、娘を助けてと泣きつく。
（結構、無茶振り）
そこでコングが住む、地下空洞からのSOSじゃないかと発覚。
そんなことしてたら、オープニングから歯痛に悩む様子だったコングが地下空洞の穴から這い出てくる。
痛い！歯が痛い！もう痛いもん！と言わんばかりの顔だけど、お前、ゴングとしての風格なしかよっていうくらい駄々っ子みたいになってます。
歯が痛いのよ！とコングと会話できるジアに言われて呼んだのが、ダンさん。
大音量の陽気な音楽かけながら現れて、麻酔打ったコングの歯を引っこ抜いて立派な差し歯を…。どうやって作ったとかの過程はないので、３Dプリンタで作ったんだろうと思っておこう。
地下空洞との行き来は怪獣が通っている間だけできます。すなわち、コングが地下に帰るときに一緒に行けば地下空洞に入れる！（変なシステム）
SOSが来てるんだから行くぞ！と操縦士のミケル演じるアレックス・ファーンズさんと共にガーディアン・オブ・ギャラクシーで見たなっていう飛行船もどきに乗ってコングについていきます。
流石に歩いてとか生身で行けるとこじゃないから飛行船。
今回はコングと話せるしSOSを受信しているジアも連れて。

地下空洞に人は皆無というわけではなく、調査隊もいます。住んでるんだよね。研究施設建てて。
リアルにも、うん年後には月に宇宙ステーション建てるって言ってるくらいなので、未知なる場所には施設建てるのはお決まりです。
お決まりの研究施設と連絡も途絶えたので調査も込めていくんですけどね、案の定、研究施設、ボコボコ。見るも無惨にやられている。
とりあえず、あたりを探索するためにここからインディージョーンズが始まります。

さてさてコングはといえば、何と！コングさえ入ったことのない未知なる場所を発見して入り込んでました。
地下空洞もバカ広いらしい。そこで出会ったのは、何と…！コング。
だが色がってか猿に詳しくないけど、絶対に種類が違う。顔が違う。そもそも何か、赤い。毛が。
縄張りだからかコングVS赤コングのバトルが始まりますが、強いんだわ、コング。
しかも、賢くなってるコングはゴジラの背鰭で出来た斧を木刀持ったヤクザみたいな顔して、ドヤ顔でバトルに挑むんです。
得物は卑怯だわ。まぁ、圧巻すわ。そこで逃げ遅れたチビを脅して（？）巣穴に連れていかすわけです。
多分、脅してた。ウホウホ言ってたから。（字幕はない。もちろん）

今回、ポスター見る限り、誰と戦うん？？？でしたが、赤コングと闘います。こいつが侵略者です。
その名も”スカーキング”。かっこよ。
逸話によれば地上支配を企み、ゴジラにボコられて地下空洞に送り込まれたらしい。
てかコング、こんないっぱいいんの？ってくらいいます。トムヒの映画の髑髏島のときは最後の生き残りって言ってたけど、めっちゃおるやん。赤いけど。しかもチビ、子供やん。
カチコミ状態で凸したコング、スカーキングとのタイマンに優勢になるもスカーキングのペットにやられます。その名はシーモ。
何かね、トカゲみたいな顔してるけど背中にゴジラみたいに棘みたいなのあって、何と！！辺りを凍らせます。
ヒロアカのショートか？っていう感じにメキメキ氷が。あ、でも女の子らしい。公式で"She"と言われてるそう。
そのシーモ、スカーキングが捕虜として捉えてて、首に鎖巻かれてた。
結局、シーモちゃんとバトったものの、右手に凍傷を負い止めを刺されかけたところをチビに助けられて逃げます。

今回は表情豊かなコングが主役で、多分、この間、ずっと寝てる。あいつ。
コロッセオで寝てる、あいつ。

さてさて人間御一行。操縦士、死す。何か、木に食われた。
死亡フラグ立ちまくりだったけど、よりよって木に食われるんかいだったわ。
そしてこちらも、まさかの人間に会います。先住民でなんとジアの民族！！
コングと話せる民族は絶滅したって言われてたから、まさかのご対面。
SOSを発していたのはこの民族だったよう。
そしてそこに居たのが、ゴジラの彼女、女王モスラ。まだ羽化してないけど。いや、前回、ぶち殺されてなかったっけ？？

右手をやられたコングはジアの民族の元へ逃げてきます。そこにはもちろん獣医がいるわけで、なぜか前回メカゴジラと戦った際に劣勢なりかけた対策として、パワーグローブみたいなの製作してたんだけど、それが運良くあるの！そこに。最早、何も言うまい。
それをコングの負傷した腕に装着してあげてなんてしていると、逃げてる途中から後をつけてきていた赤コングの手下に居所を突き止められた挙句、地上に出る空間も見られてしまう！
巣穴に戻った手下はウホウホ言ってスカーキングに報告。スカーキングは出陣じゃー！！とコングの元へ。

その頃、ぐっすり眠ったゴジラお目覚め。そして移動をし始める。川を歩く。多分、テベレ川とか。橋は蹴散らす。ここまできたら、イタリア人の敵。

コング、右腕に不思議アーマーつけてるけどシーモとか手下とか多勢に無勢ってやつで一人では無理だから地上にゴジラ呼びに行くわ！と地上へ這い出る。
出た先はエジプト、ピラミッドの真ん前に放り出される。超誤算！
やっべぇ、ここどこ！？となっていると目の前にゴジラ！！
ここで疑問。え？イタリアにいなかった？でした。調べたら、飛行機で３時間、徒歩で29日なのでいても多分、不思議ではない。泳げるし。

目の前にいるゴジラに対してコング、「ちょっと！待って！話聞いて！」
と手でゴジラを制する。もう人間のそれ。
だけど猪突猛進のゴジラ、そんな訳のわからんジェスチャーに乗れるか！と一発目の猛進で一個、ピラミッド破壊。落ちる人、落ちる岩。
最早、破壊神はゴジラである。コングはちょっと人間いるじゃん！って気使うのに、そんなものには目もくれずに口からビームで更にピラミッド破壊。
ファラオ王に呪われるレベルの暴れっぷり。
さすがに頭にきたコングもやり返して、終わる、エジプト終わるって思ってたら女王降臨。
モスラの一撃の飛び蹴りがゴジラに降り注ぐ。一説によると彼女という設定であるモスラの一撃にゴジラが「なんで！？」みたいな顔をするが、当然だろ、お前。
何とか仲裁されて破壊の限りを尽くしたエジプトを放置して地下空洞へ戻ると、タイミングよくスカーキングがカチコミに。
そんな中、ジアの民族が能力をつかい重力反転の技を使う。（え？）
そのパワーは怪獣たちを無重力にする（ヒロアカのお茶子みたい）
無重力空間でやり合うコング、ゴジラ、手下、チビコング、シーモ。
なにこれ状態ではあるが、コツを掴むのが上手かったのはまだ小柄なチビコング。

そして地上に出るために開いた穴にスカーキング、シーモが吸い込まれ、ゴジラも吸い込まれ、コングも続くのだけども、俺の大事な斧！が岩に突き刺さったまま！
「いやぁぁあああああ！」という声も響きそうな感じでコングが何とも言えぬ顔をしながら吸い込まれていく。

スカーキング、地上降臨。そこはリオデジャネイロ。ビーチを楽しむ人々の目の前にシーモとともに降り立ったスカーキング、海を凍らす。
そして逃げ惑う人々を「見ろ！まるで人がゴミのようだ！」の顔で見下ろしていると、ゴジラには乗ってないけど、コングとゴジラ降臨。

フィールドはリオデジャネイロ！！！

コングVSスカーキング、ゴジラVSシーモという最悪なバトルがリオデジャネイロで繰り広げられる。
倒れるビル、飛ぶ木々、逃げる人々。唯一、それを気にするのはコングオンリーという救いようのない状態に。
あ、スカーキングも武器あるんすわ。誰の？っていう背骨で作った鞭。これを素手で掴んでコングは前回、手がボロボロになった。その鞭の先っぽに謎の結晶がついていて、それをスーモに向けると痛みで悶え苦しむ仕様。
スカーキング、振り回しますよ、リオのカーニバルのごとく。
インディージョーンズのごとく華麗に鞭を使う。
でも俺にはパワーアームがあるぜ！とコングも対抗しているところにコングの斧を持ってコソッと現れたチビコング。チビだけど尋常じゃないデカさ。
人からすれば、また何か出た！状態。そのチビコング、仕事します。
コングが破壊した鞭の先にあった結晶を斧で一撃！！！
瞬間、シーモもゴジラも「あ…」みたいになる。するとゴジラがシーモに「やれ！」と言い（そんな感じ。ギャオーって）シーモ、スカーキングを瞬間冷凍。
凍らされたスカーキング、コングの一撃で木っ端微塵。
勝利の雄叫び、ゴジラ、空に咆哮ビーム。

最後はスカーキングの座にコングが就き、シーモはコングに懐くペットとなりチビコングもうきうき。
やり切ったゴジラは寝床🟰コロッセオに戻っておやすみでした。

いや！なにそれ！と地下空洞の色々を知らない一般市民からすれば、怪獣が次々と穴から這い出てきて暴れ倒して消えていった、ただの襲撃。
エジプトなんてピラミッド木っ端微塵だし、イタリア寝床にされてるし、リオデジャネイロもボコボコだし！待てこら！と言いたいと思います。
そういう視点で見るとまた面白い。

さて、今回、AppleTVでやっているモナークを観てから行ったんです。
主役は澤井杏奈さん。弟に渡部蓮さん（渡部篤郎さんのご子息）。
すごいのがカート・ラッセルが出てて、その若い頃をワイアット・ラッセル、実の息子が演じているとこ！豪華！
そこは戦時前でゴジラとか怪獣が地下空洞にいるのでは！？という仮説の研究する流れから現代までいくんだけど、地下空洞に落とされた期間は重力反転のせいで時の流れが無茶苦茶ゆっくりなの。
１ヶ月穴にいたら、50年近い年月が経過するというリアル！恐怖の浦島太朗状態に。
この設定はドラマだけ？映画でも穴に人間落ちてるけど、大丈夫？

ゴジラとコング、ガオガオウホウホ、字幕なし。なかなか面白かったですよ。基本は頭空っぽにして観る！
ぶっちゃけヴィランだったゴジラ-0.1と今回のゴジラ。あまりやってることは変わらなかったです。
破壊神というか足元注意する気ゼロは標準搭載のようです。

ちょっと長くなりましたが、ぜひ、コロッセオで眠るゴジラをスクリーンで見てください。あと、無重力でわちゃわちゃしとる奴らも。