節分ということで
昨年の2月3日は寿司レストランの厨房で働いていましたが、恵方巻も巻き寿司も食べなかったので、今年こそは家で恵方巻を作るんだと熱い思いを胸に抱いて床に就いた節分前夜。
因みに昨日の夕方は巷で噂のパンガシウスなるもの(ナマズ目‼の魚)を焼き、おっかなびっくり食べてみましたが評判通り風味・食感ともに鰻の蒲焼を思わせるものが完成したので、ご飯が大変よく進みました。私には違いがわからないかもしれない…
さて、本日は恵方巻!ということで手持ち食材を確認。のり、米、きゅうり、たまご、ツナ缶、すりごまがあります。
海苔は一枚しか残っていなかったので、後は裏巻きにする計画。お米(Milch Reis)は昨日の残り。レンジで温めてすし酢(mizkanではない„Sushi Vinegar“)と混ぜます。
きゅうりを切り、ツナマヨを準備し、たまごやきも作ります。具が物足りなかったら昨日の残りのパンガシウスも巻いてしまおうかと思っていましたが、そんなにお米が残ってなかった。
先に裏巻を試してみようと思い、一本巻いてみる。少し包丁を入れると
・・・・・
崩れてしまいました。
昨日の米が悪いのか、ミルヒライスのせいか、酢飯のやり方がまずかったか、ツナマヨを入れたせいか、あるいは全てが原因かわかりませんが、とにかく裏巻は大失敗だったのであきらめて、おにぎりにしました。
おいしかった、ツナマヨおにぎり。
次は貴重な海苔1枚を使って、最重要ミッション。きゅうり、ツナマヨ、たまごやき、クリームチーズを丁寧に並べて、巻いていきます。(色々正規具材ではなさげなものが入ってますが、おいしいから…!)
今度は海苔のサポートあって、崩れることも勿論なく、綺麗に巻けました。ところが…
実は恵方巻と言いつつ、食べやすくカットするつもりだった私。迷いなく貴重な一本の巻き寿司に入刀。
何とかその儚げな姿を保っているものの、あと何秒もっていられるだろうかと不安になる脆さ。強度が全然足りないらしい。
残りの酢飯には更に細かくしたキュウリと玉子焼きの残り、冷蔵庫のスモークサーモンを取り出して少し刻み、すりごまも入れて混ぜ合わせ、ちらし風に仕上げました。これもおいしかった◎
前よりお米のコンディションが悪くて巻き寿司が全然用意できなかったのは不本意ですが、予定外のおにぎりもちらし寿司も美味だったということで、いい節分の日になりました。
めでたしめでたし。
*おまけ*
見出し絵の鬼に3本毛が生えているのは、グリム兄弟の„Der Teufel mit den drei goldenen Haaren“(金の毛が3本生えた鬼)から。
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