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ビタミンゼミ第15回マーケティングから採用までスタートに重要なブランディングの構築メソッドとは

今回は、株式会社ビタミン主催の第15回ビタミンゼミ「スタートアップこそやるべきブランディング、構築メソッド公開」に潜入してきたので、その様子を皆さんにシェアします!

ビタミンゼミってなに?

社内でマーケターを担当している人のために、マーケティングの情報格差を解消するべく株式会社リジョブ(現株式会社じげんグループ:東証一部)の創業メンバーで元取締役副社長の高梨さんと、元代表取締役COOの高松さんが立ち上げたスタートアップのインハウスマーケターを対象としたコミュニティです。

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株式会社ビタミンは、マーケターが抱える課題を解消するために2019年6月にはじまったマーケター専用のコミュニティです。現在までに、計15回行い50社以上のスタートアップのマーケティング支援を行ってきました。
完全にクローズドなコミュニティで、ゼミに参加できるスタートアップもVCからの紹介等で限られた企業のみが参加しています。
限られた時間で、大きな結果を出すために日々忙しくしているスタートアップのためにビタミンゼミの開始時間は7時半から。登壇される教授もマーケティングを代表する方々ばかりです!

今回の講師は、PERSONAL VENTURE CAPITAL . LLC代表でブランディングの専門家でもあるチカイケ秀夫さんを教授として迎え開催されました!

第15回はその場でブランディングを身につける実践講座

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皆さんはブランディングと聞くとどのようなイメージを持たれますか?
単なるマーケティングの手段とお考えの方も多いようですが、それだけではありません。

企業のブランディングを構築することは長期に渡って会社のアイデンティティを作り、成長に寄与するとても重要な要素であるとチカイケさんは言います。
そして、そのブランディングを構築するにあたってとても重要なキーワードが「原体験」なのです。

原体験は働く原動力になる

ブランディングで重要なキーワードとして「原体験」があります。

「起業のきっかけなんてなんでもいいんだよ」
「人が求めるものを作れればいいのさ」

なんて言葉を言われたことはないでしょうか。
実際のところ、起業自体はきっかけを問わずどのようなビジネスモデルであっても、誰でも、いつでもすることができます。
あなたが起こした会社を継続していくために、「原体験」が重要であるとチカイケさんは言います。

「原体験」がきっかけではない起業家は良くないということではありません。
「原体験」をブランディングを考える上でのきっかけとするとブランディングに必要な要素が自然と揃っていくのです。
つまり、原体験からブランディングを考えることは効率的なのです!

そもそもブランディングってなんだっけ?

ブランディングとは、端的に表現すると”起業のブランドをユーザーに理解してもらうための手段”です。
企業の名前からロゴ、キャッチコピーやUIXなどはすべて、ブランドを理解してもらうための手段、つまりブランディングであると言えます。

ブランディングをすることによって、企業のPRやプロダクトのデザインに関しての意思決定が楽になるということがあります。その他にも、ブランドに共感した人が入社してくるといった採用に効果的であったり、ブランドイメージから「あのブランドの商品なら安心だ」「あの商品ならあのブランドだろう」というように品質の保証やユーザーの単純想起にも影響を与えることができるのです。

全てが、ブランドという根本があるからこそできることですよね。

ブランディングのもととなるあなたの地図を作ろう!

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ブランド戦略を建てる上で重要なストラテジーマップです。

一番左下のWHY IDENTITY「原体験」をスタート地点としてそれぞれのマスを埋めていきます。

SI(SERVICE IDENTITY):ダレのどんな課題に何をいくらで提供するか
BI(BRAND IDENTITY):自分の原体験=独自な価値/世界観
CI(CORPORATE IDENTITY):どういう会社をつくりたいのか
CI(CEO IDENTITY):自分が持つ思い

縦の列と、横の列が一気通貫しているかどうかが重要だそうです。

「原体験の深堀り」はペアで取り組もう!

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今回は、限定1名がチカイケさんとマップの作成に!ライブセッションということで原体験を深堀るお手本をお見せいただきました。

チカイケさんのお手本を基に今回は、40分のワークショップ「原体験セッション」を行いました。原体験の深堀りを一人でやるのは大変です。誰かとペアになって、原体験の深堀り合いをしました。

その際のポイントをチカイケさんはこんなふうに紹介していました。

DO
・傾聴
・とにかくメモをとる
・自分が興味ある事を聞く
・相手が考える=思い出している時は待つ

DO NOT
・自分の主観を入れない
・相手のトラウマの部分は、ムリに深堀りしない
・原体験hは本人に同意がなく、人に話さない

人に聞いてもらうのと、一人でやるのとでは大きく違いますよね。私は、人と話すことで自分では気づけなかった自分の特徴や過去の体験などを思い出すことに繋がりました。どんどん興味を持って聞いてもらえると、どんどん話したくなりますよね。

チカイケさんのブランディングメソッドに興味がある方は、是非2020年3月24日発売のこちらの書籍をご購入ください!

原体験は人を動かす

第15回のビタミンゼミではブランディングの構築方法について学びました。ブランディングっていつ、どんなタイミングで、どのように作っていったらいいのか曖昧でしたが今回のゼミを通じて明確になりました。

私はブランディングにおいて、原体験はあくまで一つのきっかけであって原体験そのものがブランディングの全てになるとは思っていませんでした。今回のブランディングメソッドでは原体験をベースとしてその他の、会社のミッションやプロダクトのバリューにまで落とし込むことができます。

原体験をブランディングのベースとすることで、より効率的で質が良いものができるというのは目からウロコのような情報でした。
また、企業活動だけでなく個人で働くひとにも十分応用できるものであると感じました。自分の原体験とより向き合って、自分自身のブランディングもしっかりつくっていきたいと感じました!

最後に

現在、潜入レポートを書いてくれる学生ライターを募集中です!著名なマーケターの講義が受けられるチャンス!詳細は、本記事を執筆しているまっちゃまでご連絡ください!


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