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不妊治療〜妊娠初期までを振り返る

あと数日で妊娠中期に入ります。
不妊治療から3年半、夫と結婚して7年半、夫と出会って14年。
やっとここまでこれたのか、という気持ちです。

もともと出産や子育てに自信が無かった私は、こどものことを考えず、のんびり過ごしていました。
30歳を過ぎた頃、派遣から正社員へのキャリアアップ、家の購入、色々な自信が私を後押し、出産・子育てに前向きに考えるようになりました。

自分の妊孕性が低いことを知らなかったので、治療を始めればすぐ出来ると思っていました。認識の甘さに自分を責めたくなります。
人工授精(AIH)を何度試しても陰性、体外受精(IVF)では2度の流産。治療と仕事の両立の難しさから、正社員からパートへのキャリアダウン。
とても濃くてしんどい3年半だったと思います。

2023年9月、自費でPGT-Aをうけるか悩んでいました。
通院先の先生から「まだ形状の良い受精卵が残っているので試してみても良いと思います。」というアドバイスをもらい、2023年12月に4回目の移植にチャレンジしました。結果、現在の妊娠に至ります。

トラウマのある夫婦なので、陽性判定の時点では素直に喜べませんでした。実際に健診日は今でも不安でしかありません。

2023年1月、心拍確認、3度目の判定。怖くて仕事はお休みしました。
超音波機器を入れられ、まず最初にモニターに見えたのは2つの卵黄嚢でした。
「双子ちゃん・・・ですね」と先生も驚きの表情。院の方針として受精卵の2個戻しは行わないからです。私も「双子・・・ですか!?」とポロッと声に出てました。すぐにNICUのある病院を探してください、と指示を受け、待合室の中で転院先を探していました。

最初は戸惑いましたが、徐々に実感が湧き始め「諦めていた2人目も持てるのか?」という嬉しさに変わっていました。

その後も不安しかない私たち夫婦でしたが、9週を超え、出生前診断も受け、エンジェルサウンズという心拍確認機器で時々心拍を確認しています。

実は12週でコロナに罹患してしまったのですが、2人とも頑張って乗り越えてくれました。

今もまだ油断できず、喜び過ぎないように気持ちを抑えながら過ごしています。
とは言え双子のハイリスク出産なので、人より早めにグッズの買い揃えをしなければなりません。グッズを揃えることすらもう楽しいんです。

これからもハイリスクであること、流産のリスクは常にあることを念頭に置きながら、今は気持ちを素直に過ごしていきたいと思います。

母子共に、無事に出産できますように。

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