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2度の流産と不育症検査

去年の9月、今年の6月。
私は2度流産宣告を受け、手術をしました。
2回とも「稽留流産」で、心拍まで確認できたのに9週の壁を超えられない流産でした。

2度目の流産宣告の際に「絨毛染色体検査」と「不育症検査」を勧められました。
「絨毛染色体検査」は赤ちゃんの染色体に異常が無いかを調べる検査、「不育症検査」は母体側である私に異常がないかを調べる検査です。

染色体の検査は流産手術と一緒にでないと出来ないため手術のクリニックで実施、不育症検査はX(旧Twitter)でフォロワーからの意見を参考に、手術後1ヶ月を過ぎた頃に実施しました。

まず絨毛染色体検査の結果は「異常あり」でした。
9番の染色体が1本多い(トリソミー)状態でした。1度目は検査をしていないのでわかりませんが、2度目の流産の要因は染色体異常が濃厚です。
ちなみに性別も分かりました。女の子でした。性別はどちらでも良いのですが、性別が分かったことだけは唯一嬉しく感じました。

次に不育症検査。こちらも「異常あり」でした。
7月の下旬に初来院、内診と血液検査を行いました。内診はすぐに「異常なし」という結果がでましたが、血液検査は3週間後になるため再度来院しないと分かりません。

夫と一緒でもOKだったようで、結果は一緒に聞きにいきました。
先生は「結構引っかかってますね。染色体での流産だと(不育症検査を)受けに来ない人もいる中、受けてよかったですね。」とおっしゃっていました。ショック、というよりも、私たち夫婦が子どもを授かることにはこんなにも弊害が多いのか、と笑ってしまいました。

色々説明されたけど病名がよく分からず、家に帰ってしらべたところ『プロテインS欠乏症』というようです。血栓ができやすく、胎盤の血流を阻害して流産の原因となるようです。無治療だと妊娠成功率がかなり低いようです。
引っかかっている項目のほとんどがこの血栓関連のようです。4〜5項目くらい引っ掛かっていました。(あと白血球がかなり低かったです。1週間後にマイコプラズマ肺炎になったので、この頃から感染していたようです。)

対処療法として低用量アスピリンを処方されました。
血液をサラサラにしてくれる薬です。他の病気の治療と比べ6分の1程度の容量とのことなので、血が止まりにくくなる作用もそこまで心配するほどではないようです。
ただし血栓ができやすいのは体質のようであくまでも対処療法。根本治療は調べても出てきませんでした。とりあえず、出産するまではお世話になりそうです。
ちなみにアスピリンは自費となるため、お会計は8000円くらいになりました(泣)。来院回数を減らすためにいっぱい処方してもらったからですね。


30を過ぎてなんとなく行き始めた病院でしたが、ここまで妊娠しづらい体質だとは思いませんでした。母子ともに異常が認められたのでこれからの道のりが果てしなく感じています。
母体の原因については対処法でどうにか頑張れそうですが、染色体異常のほうは今後どうしようか悩み中です。PGTAを受けるべきか否か。保険適用枠が残っている間に先進医療になってくれれば迷わず選択していますが、しばらくは先進医療Aになりそうにありません。
自費だと平均200万円ぐらいは予算立てたほうが良いPGTA。もっとかも。
数少ない私の趣味「株主優待」を手放すか。
老後の資金に手をつけるか。
退職金が夫婦揃って出ないので、どこかで子どもを諦める選択肢も出てきそうです。

とりあえず今後の治療方針のアドバイスを貰いに病院へ行ってきます。

はぁ。


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