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【初心者カテゴリー】大会配信でカメラマンとして心がけること


今回はスプラの大会配信で試合を映すということについて私の考え方について書いていこうと思います。

私は普段AREA CUP(エリア杯)の配信とカメラマンをしているものです。
詳しい実績などは以前の記事に書いておりますので良かったらご覧ください。

そうはいっても私もオブザーバー(カメラマン)として活動し始めて半年しか経っておらず、私が立派なオブザーバーの仕事ができている自信は全く無いのです。幸い私はアンチから直接「カメラが悪い」といったことで批判は受けたことはありませんが、オブザーバーは批判を受ける可能性を孕んだ仕事です。そういった理由でスプラの大会配信をやる上でおそらく一番プレッシャーのかかる仕事がオブザーバーであるため、私がオブザーバーの分野もきちんと記事にする必要があると考えました。

また今回で初心者カテゴリーは最後の予定のため、初心者カテゴリーの記事を全て読めば大会配信は自力でできるようになるということになります。
まだ記事を読んでいない方は是非お読みください。

【前提】オブザーバーに関して考えていることは人によって違う

当たり前といえば当たり前なのですが、オブザーバーにおいて統一されたマニュアルといったものはなくオブザーバーによって考え方は違います。その各オブザーバーの考え方はそのオブザーバーが担当した大会の参加者のレベル感やルール、その他外的要因に起因します。ですので、様々な大会配信をみて各々のオブザーバーの特徴や違いをみつけて自分の中に落とし込む必要があります。


エリア杯のオブザーバーとして求められること

私が配信担当として着任した際に、オレがaceさんからオブザーバーに関して研修がありました。そこで話された内容も織り交ぜてエリア杯が求める試合の映すときの考え方をご紹介します。必ずしもこれが正解ではないのであくまで私のオブザーバーとしてのルーツとして捉えてください。

「個人視点を多めにみせること」

この考え方に至る理由がいくつかあります。
一つはリプレイやダイジェストがあるため個人視点がほしいということ。ここではリプレイは試合後の振り返りに、ダイジェストは次回大会の待機画面に流すものを指します。どちらも個人視点のほうが映えます

左はリプレイ 右はダイジェスト

もう一つはエリア杯の配信のメインターゲットは中堅層であるということ。以外に思われる方もいるかと思います。なぜなら、大会参加者のメインの層は最上位の人だから。エリア杯の配信は基本的に「上位勢が振り返りで観るもの」ではなく「中堅層が最上位の試合を観戦するもの」であるというのが我々運営の認識です。そして、エリア杯運営の通説として中堅層は個人視点が多いほうが好まれる傾向にあります。要するに視聴者は上位勢のいわゆる神プレイに期待して視聴しているという考察になります。

「個人から他の個人に視点を動かす際はカメラが大きく動きすぎないようにする」

すごい細かいことを書いている気がしますが、案外大事なことです。スプラの観戦カメラの仕様上、個人間で視点を変更する際は観戦のカメラは対象の人の視点へ素早く移ります。要するにテレビのチャンネルのように視点変更がされるわけではないということです。

この仕様のせいで、今見ている人からその人にとっての相手チームの人の視点に移ろうとすると、約180度のカメラ振り向きを行いながらすばやく視点を移るということをします。そんなことをされると画面酔いをしてしまいます。個人間で視点を移す際は今見ている人と同じ方向をみている味方、もしくは今見ている人が相手の人によって倒された際に倒した側の人に視点を移すようにしています。

上手なオブザーバーに習う

スプラ界隈では2大カメラマンと呼ばれる観戦カメラが飛び抜けてうまい2人が存在します。その2人とはくぼじさんとyoshiさんのことです。2人とは一緒にお仕事させていただいたり、観戦カメラに関して質問させていただいたりして私も勉強させていただいています。

また、くぼじさんはnoteで観戦カメラのやり方やコツをまとめた記事を書いておりますので私の記事なんかより読みましょう。私も見習いの頃に参考にさせていただいた記事になります。

まとめ

今回は私の方では「個人視点を多めにみせる」とご紹介しましたが、おそらくこれはオブザーバー界隈でも少数派の考え方です。私はそれを理解した上でエリア杯では敢えてそうゆうやり方をしているため、特にこだわりがなければくぼじさんの記事の通り俯瞰視点を多く見せるようにしましょう。

しかしながら、大会によって求められる観戦カメラは少しづつ変わってきますので、どんな映し方をしたら大会ならではの特性を上手に見せられるのかを分析しましょう。

今回をもって初心者カテゴリーの記事は(特に書き忘れたものがない限り)終了となります。初心者カテゴリーでは大会配信をやったことない人に対するマニュアルの意味がありますので、この記事をきっかけに大会配信が一つでも増えたら嬉しいなと思います。次回からは大会配信に関してより掘り下げたテーマで記事を書いていきますのでよろしくお願いします。

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