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子宮がなくなった

ずっとこわかった。

だって働く女性、現代のストレス社会で生きる女性たちは女性器の疾患がとても多い。冷えとか食生活とかライフスタイルとか、女性たちへ警鐘をならす情報はあまりにあふれていたから。

わたしは生理痛もあまりなく、子宮内膜症とかもなく、たまにガンジタとかなったこともあったけど、残業しないし、きつい仕事はしないし、よく仕事やめて海外ふらふらしていたし、大丈夫なつもりで人生生きていた。

でも田舎出身で古い女性観で育てられていたので、自分で女性性への呪縛はつくっていたかもしれない。だからホメオパシーとかで「女性性を認めていない」とか言われると泣いていた。

生来ののんびりやさん、田舎育ち気質で、都会での生活から40歳を前にドロップアウト。東南アジアでのんびり人生も模索したけど、どこに住んでいいかわからず生まれた県に戻ってきた。

都会での結婚生活の後は、再婚するようなパートナーにも出会わずいたが、田舎の割にはわたしの都会嗜好を共有できる男性に出会い、感情が揺さぶられることも多かったが数年過ぎた。

女性が特に健康診断で子宮や卵巣の検診を受けることはとても大切なことだ。25歳のときに卵巣のう種で右を切除して以来、しばらく検診を受けていたが、放浪生活の間にそういうこともしなくなっていた私は受けてみた。

きっかけは香り。私のあそこから甘い匂いがしてきたのだ。

その年は長梅雨で体が冷える日が多かった。何となく体調がすぐれず、膀胱炎かなとも思って病院にも行ったが結果はシロ。でも違和感と不安感が残る。

ちょうど次月に健康診断を控えていたのでなおざりにしていた婦人科検診も受けることにしたのだ。


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