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「儚く舞う夜桜は時計の針をも眠らせる」鑑賞感想 浜松市立高校演劇部2020年静岡県西部高等学校演劇協議会発表会

この記事はYOUTUBEチャンネル「木田さんの演劇産業革命」にて公開中の動画
https://youtu.be/rQC_NNBHQU8
をテキストにしたものです

こんばんは、木田さんの演劇産業革命演劇ニュースの時間です。
今日もシリーズでお送りしている、静岡県西部高等学校演劇協議会発表会の感想をお届けしたいと思います。
今日は7校目に鑑賞した、浜松市立高校演劇部さんが上演した「儚く舞う夜桜は時計の針をも眠らせる」の感想について。
これは創作劇だと思います。作者の名前が茉莉(ジャスミン)となっているんですが、恐らく生徒が書いたものではないかな、と。これ、作者の名前が違う場合は(オリジナルとか創作とか)記載してもらえると良いですよね。
まあ、これは浜松市立高校演劇部さんには責任ないので、感想に行きましょう。
これはね、ちょっと木田さんには難しかったですね。物語は、一人の女の子が死んでしまって、それを防ぐために友人たちが同じ一日を繰り返すと言う流行りのタイムループものだったんですが、結末へ向かう設定と条件が明確に明示されずに物語が進んで行ってしまっていたので、見ている側としては疑問点が多くてなかなか物語に入って行くことが出来ませんでした。ただ、魔女と言う設定と、繰り返すたびにインテリアが増えていくと言う設定は舞台上で表現するには面白い工夫だなと思いました。
また物語の中のパーティをダンスで表現していたのですが、最初は良かったのですが、ループ物と言うことで6,7回同じダンスが繰り返されるのは演じている方は楽しいかもしれませんが、見ている方としては変化がもっとあればいいなと思いました。最後の方は登場人物が立ち位置や体の向きが変わったりとして、表現しようとしていたのでもうひと工夫欲しかったですね。
衣装とセットは世界観を表現できていて良かったです。ラストが曖昧な形で終わる終わり方も面白いなと思ったので、設定と構成をもう少し練り直してみると何倍も面白くなる作品だなと思いました。
それでも創作劇に挑戦するのは素晴らしい事だと思うので、僕としては今後も応援したいと思います。
と言うことで本日は7校目に鑑賞した浜松市立高校演劇部さんについてでした。
最後までありがとうございました。

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