V神戸U-18|クラ選プレビュー



6月19日水曜日、事前にこの日にクラブユース選手権全国大会の抽選が行われると告知があったため1日そわそわ過ごし、運命の発表を見た時には目を疑う組み合わせだった。


Bグループとなったヴィッセル神戸U-18は群馬会場で同組に、ブラウリッツ秋田、そして高校年代最高峰リーグ・プレミアリーグに所属するサガン鳥栖、川崎フロンターレと同組となり、死の組と言われるようなハードなグループに入ってしまった。

昨年のリベンジへ
特に川崎には去年のクラブユース初戦、多くの川崎サポーターが応援に駆けつけアウェイのような雰囲気の中、開始2分に先制するも前半に3点返され、加えて一対一を阻止するためのDOGSOで1人退場という大敗を喫した苦い思い出があり、またしても初戦が川崎戦となる。この敗戦を喫した試合でメンバー登録された20名のうち今年の2,3年生である14名は特に昨年のリベンジに燃えていることだろう。

試される育成
今年のU-18のメンバーのうち2年生は一昨年のU-15時代に冬の高円宮杯で日本1になった。またU-18は2年連続プレミアリーグwestで得失点差1、勝ち点1差で2位と後一歩で優勝という好成績を残している。サガン鳥栖は資金繰りが難しいなかで主力選手が引き抜かれることが続くも、下からの底上げによりJ1残留を続け育成クラブとして名を馳せている。主な出身選手といえば、樋口雄太(鹿島)・松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)、そしてアカデミー出身選手ではないが高卒で入団した鎌田大地もいる。そして川崎フロンターレだが言わずもがな三笘薫(ブライトン)、板倉滉(ボルシアMG)など多くのA代表選手を輩出している。もちろんユース時代の勝ち負けや優勝はクラブが最終目標としていることではなく、あくまでA代表のアカデミー出身選手を輩出する過程でしかない。しかしこのグループリーグで育成クラブとして名を馳せている2チームとの試合は一つの壁、そして選手にとって、クラブにとって、大きな財産になるのではないか。

関西勢3連覇へ
22年セレッソ大阪優勝、23年ガンバ大阪優勝とここ2年連続関西勢が頂点を取っている。同じ関西勢として遅れをとるわけにはいかない。
現在プレミアリーグでは神戸が唯一の関西勢となっており、他所のジュニアユースの選手からすると、ユース年代の所属チームを選ぶにあたって大きな一つの魅力となっているだろう。今大会優勝することでクラブの価値をさらに高めたい。サポーターとして一番は、他の関西チームには負けてられないというところにあるが。選手たちにもそれくらいのライバル意識を持っていてくれると嬉しい。

グループリーグから準々決勝は群馬・前橋会場、準決勝と決勝は東京・西が丘会場と関東で全試合平日ナイター開催となった今大会。関東在住の方は仕事や学校終わりにぜひ現地で応援よろしくお願いします。
また例年通りならライブ中継もされると思うので、現地に来られない方も画面の前から応援よろしくお願いします。


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