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輻輳系トラブル1⃣【輻輳不全】の特徴と目の動き(動画)

頭上から見た輻輳運動


■ 輻輳不全(ふくそうふぜん)の症状

顧客の目の輻輳関連トラブルは意外と多い。輻輳不全とは、近方視をした際に視線が内側に向きづらく”寄り目が苦手”です。
近方視で長時間の読書きが苦手で疲れが出やすくやたら眠気に襲われます。
場合によっては、近くの文字や画面が二重に見てしまい(複視)近方視が困難になってしまいます。(顧客本人は、「若いけど老視では?」と老視を疑い眼科やメガネ店に来店します)

昨今は、子供たちにも多く見られ読書きの障害につながり、集中できないため勉強が苦手になります。子供の視力がよい場合は、まず原因がわからないでしょう。本人も親御さんも、まさか「目」とは思いません。

上記のような症状を訴える顧客が来店したら輻輳不全を疑って両眼視機能検査で確認しましょう。予備テストのカバーテストの段階で簡単に発見できます。

■ 年代別・職業別 輻輳不全の人の問題点

◎ 一般人(ビジネスマン/オフィスレディ)
・PC作業で眼精疲労が日常茶飯事で疲労が回復できない
・PC/スマホ/タブレットの文字にピントが合わない、二重に見える
・肩こりや頭痛が頻繁にある

◎スポーツアスリート
・迫ってくるボールやパンチ(格闘技等)の距離感覚のズレ
・スピードボールに対しての反応の遅れ

◎ドライバー/シニアの運転
・大型ドライバーや二種免許に必要な「深視力」が苦手
・距離感覚が苦手になると車幅感覚や高速運転でのスピードによる恐怖心

■ カバーテストの「輻輳不全」の目の動き(動画)

① 顧客の前に立ち40cm位の位置に指先またはペン先をセット
➁ 交互カバーテストで目の動きを確認
③ 下記動画のような比較的大きな近方外斜位が観察できる

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