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指を使った両眼視トレーニング!(輻輳・開散運動)US-VT ビジョントレーニング

■ 両眼視の仕組み

両眼視の仕組みや両眼視を上手く使えていない人の原因は、前回の記事を参考にしてください。

今回は、両眼視の生理的な動き(眼球運動)である「輻輳運動・開散運動」のトレーニング方法を紹介いたします。

■ 輻輳運動(ふくそううんどう)

近くの物(PC、スマホ、本)などを見る場合視線が内側に向きますね。これは、生理的な目の眼球運動です。また、近づく対象物に対して眼球を内側に追いかけながら向ける眼球運動のこと、これらの目の動きを「輻輳運動」と呼ばれています。
この輻輳運動の動きが硬い場合や何らかの原因で、内側に目を寄せきれないと両眼視が上手く機能できなくなり様々なシーンで支障が発生してしまいます。

■ 開散運動(かいさんうんどう)

近くの物(PC、スマホ、本)などを注視していて、遠くを見るためには、視線の向きは、寄り目の状態から眼球を開かせますね。この眼球運動のことを「開散運動」と呼んでいます。

現代社会は、PC、スマホ、タブレットの影響で長時間、寄り目の状況が続きこの状態が続くと眼球が外側に開きにくくなります。即ち開散ができにくい状態が続くということです。
これが「幼児から子供に多いスマホによる内斜視」や「調節の緊張から開散不良によるスマホ老眼」などと呼ばれ社会問題化しています。デジタル社会は、今後益々加速することで、さらにこの症状は増えていくことでしょう。

■ 輻輳・開散トレーニング方法

1⃣ 両手を使ったトレーニング手順

輻輳・開散トレーニング

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