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「雑誌の表紙を飾るイラストレーターになろう」ーーWHITE講義レポートvol.2

イラストレーターにとって、雑誌の表紙を飾るのは今も昔も一つの夢であり、ステータスではないでしょうか。
どんなにインターネットやSNSが発達しようとも、本屋に並んだ雑誌に自分のイラストが載っていることは、イラストレーターとして一段も二段も上のステージに登ったことを実感させてくれます。
実際に、雑誌の表紙を足掛かりにスターになったイラストレーターは数知れず。

Enlightnmentとvision trackが開催するスクール「WHITE」では、具体的な雑誌を想定したイラスト制作の課題に取り組みました。

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課題内容は、生徒それぞれが表紙を飾ってみたい雑誌を自分でセレクトし、それに合わせてイラストを描き上げるというもの。
リアルな仕事を想定し、普段自分の作品では描かないものにもチャレンジしてもらうことで、それぞれの良さを引き出すことに繋がります。

POPEYE、WIRED、&Premium……日本の雑誌は特にターゲット、年代、志向がとても細かく分類されているので、その読者を意識しながらイラストを描く必要があります。この講義の狙いは、如何にそこを意識できるかということでもあります。

ただし、ターゲットにおもねるだけが良い表紙ではありません。
ひとことで言うなら、良い表紙とは、雑誌の伝えたいことをかなえつつもそのイラストレーターの持ち味が存分に発揮されていること。

そのふたつを踏まえて、長年数々の雑誌の仕事を見てきた講師陣が生徒たちの作品を講評していきます。
小さなカットとは違い、売上にも影響する雑誌の表紙。もっとこうしたら雑誌の顔になる見え方になるのでは? というアドバイスに真剣にメモを取る生徒たち。愛のある手厳しい批評も。

そう、「WHITE」の利点は、自分だけでなく他の生徒の講評を聞けることなんです。他の人がどんな講評を受けているかを知ることで、様々な発見と自分自身の課題が見つかっていく。
それがイラストレーターとしてのステップアップに繋がっていきます。

リアルな仕事を想定することで、職業としてのイラストレーターの意識がぐんと高まった授業となりました。

なお、この講義を受けた「WHITE」第1期生の松原光さんは見事「POPEYE(ポパイ)2019年11月号」(マガジンハウス)の表紙に抜擢されました。

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特集の「いま、聴きたい音楽ってなんだろう?」をイメージしたイラストを制作。まさに雑誌の伝えたいことをかなえつつもイラストレーターの持ち味を発揮した表紙に仕上がっています。

「WHITE」は、その人が持っている可能性を引き出すことを前提に、どうやってマーケットに近づけていくのかを一緒に考えるスクールです。
イラストレーターとしてさらなる飛躍をめざして、一緒に「WHITE」に参加してみませんか。



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