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【2024年 年頭のご挨拶】ジャパンEAPシステムズ代表取締役社長 榎本正己

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 新年のご挨拶に先立ち、この度の令和六年能登半島地震で被害にあわれた方に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 本日も救助活動は続いています。できるだけ多くの方のご無事をお祈りすると共に、早期に必要な支援が届くこと、被災された皆様が心身の健康を維持できることを願っております。また、救助や支援に当たられる皆様に置かれましても、どうぞご安全に、ご自身の休養やリラックスも大切にしていただければと存じます。

 こうした災害の際には、たとえ直接的な被害がなくとも、生活上の様々な不便や困難、余震の不安等の様々な要因から、多くの方に日常とは異なる心労が掛かります。無理が掛かる時期であるからこそ、私たち一人一人が自分をねぎらい、他者を労り、声を掛けあうことでレジリエンスを発揮してまいりましょう。

 弊社とお付き合いのある企業・法人の方々には個別の連絡を差し上げてまいりますが、気持ちがふさぐとき、周囲には言いづらいと感じるとき、日常で接点がない相手の方が話しやすいこともあるかと存じます。こういう時こそカウンセラーの使い時です。お気軽にご連絡をいただければ幸いです。

 さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症の対策が一区切りを迎え、徐々にですがマスクをつけない人や時間も増えました。ただ、ウイルスが消えたわけではないため、引き続きマスクを着けていた方も少なくはなく、弊社のカウンセラーも多くの方とお会いする都合上、対面の際はマスクをつけることが多くありました。

 マスクを着けない人もいれば着ける人もいる状況となりましたが、自分と異なるスタンスであったとしても、それぞれが相手の考えをそれなりに受け入れつつ、時に相手に合わせて対応を柔軟に変えたりもしながら日々を過ごしました。多様な価値観の併存を目指す貴重な経験になったように感じています。

 皆様には、私どもの声が聞き取りづらい場面もあったことと存じますが、ご理解とご協力をいただきましたこと、感謝申し上げます。

 職場のメンタルヘルスに関しては、新入・若手社員の不調や離職、育児世代の男女社員の不調、50代の社員のキャリアストレスなどが問題になっているとのお話をしばしば聞きました。また、過日の産業ストレス学会大会もキャリアがテーマでした。

 キャリアの問題とストレスやメンタルヘルスは、切っても切れない関係にあります。働く方々ひとりひとりの職業生活の入口から出口まで、キャリアの発達とメンタルヘルスの維持向上を両面から支援できるEAPという仕組みが益々重要に、有用になってくると感じています。

 弊社としては、本年も皆様と共に、よりよい職場づくりや個人のレジリエンス向上、キャリアの振り返りなどを支援していければと存じます。また、弊社の東京相談室は昨秋に移転し、明るく落ち着いた雰囲気でご好評をいただいております。一次予防的なポジティブな内容でもぜひ活用ください。

 2024年は大きな衝撃から始まりましたが、皆様の健康と幸福の増進に向け、スタッフ一同で鋭意努力してまいります。

 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2024年1月吉日
株式会社ジャパンEAPシステムズ
代表取締役社長 榎本正己