Vision Proにも貢献「ワイヤレス技術」 Apple担当者が人気YouTuberに語る
こんにちは。Visionマガジンです。
今回は人気YouTuberのBrian Tong氏によるインタビューに、AppleのRon Huang氏(Sensing and Connectivity担当バイスプレジデント)が答えた内容を紹介します。
9月22日に発売された最新AirPods Pro(第2世代)についてのインタビューですが、Vision Proに関わる印象的な回答もありました。
最も注目されたのは、最新AirPods Proは内蔵するH2チップが「5GHzでの通信に新たに対応した」と明かされた点。いくつものApple情報メディアが記事にして伝えました。
この改良により同じく5GHzに対応するVision Proと干渉を抑えた通信ができ、高品質な「ロスレスオーディオ」を再生できるとのこと。従来モデルと比べ、充電端子がLightningからUSB-Cに変わっただけでなく、他のデバイスとの通信性能もアップグレードされていたわけです。
Apple製品の連携が進化を続けていることは、別の回答にも表れました。
例えば、AirPods ProをMacに接続して音楽を聴いている最中、iPhoneに電話がかかってきた場合。自動的にiPhoneへ接続が切り替わり、電話に応答できます。こうした自動切り替えが、iOS 17など各デバイスの最新OSでは大幅に高速化しました。
インタビューによると、Appleはデバイス同士の接続に使うBluetoothプロトコルを改良。「H2チップの力でAirPods Proが二つのデバイスに同時につながるため、非常に素早く切り替えられる」と言います。
さらに話題は、9月13日に開かれたApple新製品イベントへ。
YouTuberとして参加したBrian Tong氏は、iPhone 15 Proの空間ビデオ撮影機能やiCloudの大容量プランなど、さまざまな発表が「Vision Proへと導くものだった」と振り返ります。
そのうえで「Vision Proはあなたの担当分野では、どのような意味を持つでしょうか?」と問いかけました。
これに対し、Ron Huang氏は「Vision Pro には(Macのディスプレイを空間に表示できる)サイドカー機能もあります。これが実現できるのは Vision ProとMac、AirPods Proなどの間で通信できる、非常に強力なワイヤレス技術の基盤があるからです」。
「ワイヤレス空間での強みは、私たちを本当に興奮させ、大きな夢を抱かせてくれます」と語りました。
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Vision Pro登場という「刺激」により、Appleデバイスの連携はいっそう高度なものになっていきそうです。
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