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Vision Proで「地面師たち」一気見! 必要なこと5選

こんにちは!Vision Magazineです。

おかげさまで、YouTubeチャンネルの登録者数が1200人を超え、このnoteのフォロワーも100人以上に。ご覧いただいて、ありがとうございます!。

最近はYouTubeがメインだったのですが、noteでの情報発信も再始動したいと思います。

本記事には、メーカーから提供いただいた商品が登場しています。感想は筆者の自由に書いています

Vision Proで長時間鑑賞

今回は大きな話題を呼んでいるNetflixドラマ「地面師たち」を、Apple Vision Proで全話視聴してみました。全7話、計約6時間。スケジュールの都合で、2日間に分けての鑑賞です。

Vision Proの大画面は、揺れ動く登場人物たちの表情まで精緻に描写。怪しく闇の深いシーンも美しい・・・見通してみて、こだわり抜いた「地面師たち」のような作品こそ、Vision Proと相性がいいのではと思わされました。

一方で、Vision Proについて回るのが、重くて長時間つけ続けにくいという現実です。これでは、いざドラマを見ようと思っても、手が伸びにくい。

しかし今回は対策の甲斐あって、無理なく何時間も見続けられました。自分なりに見出した「Vision Proで、ドラマを一気見するためのコツ」を5つ、紹介していきたいと思います。

それでは、行ってみましょう。
スリー、ツー、ワン・・・ゴーーー!

①頭を支える「椅子・ソファ」

本体が600〜650 gと、かなーり重いVision Pro。加えて前後バランスが偏っている「フロントヘビー」なつくりなので、対策しないと、顔や首がすぐ疲れてしまいます。

マネキンに着けると、前向きに倒れてしまう

以前YouTubeで紹介したような新技術や新アプリを数十分、体験するだけなら、重さ対策はさほど必要ないでしょう。

しかしドラマを一気見するなら、何時間も着けることになります。

私の場合、長時間使うときは、頭まで支えられるデスクチェアに座るようにしています。さらに背もたれを45度ほど傾けると、首や顔にかかる負担がいい具合に和らぎます。

仰向けになりすぎると、今度はVision Proの重さが顔にモロに乗っかって辛いので、ほどほどの角度がおすすめ。

ソファで使うときも少し腰の位置を前に出して、頭を背もたれで支えられるようにしています。ちょっとダラけたような姿勢になりますが、マジメにVision Proを使った結果、こうなりました。

真剣です

②ヘッドストラップを改善する

続いてカギになるのが、ヘッドストラップです。

標準でついてくる「ソロニットバンド」と「デュアルループバンド」は使いやすいのですが、顔への負担軽減という面では今一歩。

ソロニット(左)とデュアルループ

頭を椅子で支えた姿勢であっても、例えばソロニットバンドだと、私は1時間ほど着け続けると目の周りやおでこがヒリヒリ。外したくなってしまいます。

今回改めて計測。1時間ほど経つとヒリヒリ・・・

これまで色々と装着方法を試行錯誤(迷走とも言う)してきまして、最近は3Dプリンターで作ったパーツを使い、帽子と合体させる対策がお気に入りでした。見た目はちょっと仰々しいですが、

①頭全体に重さを分散できて、まあまあラク
②後頭部がフラットなので、椅子にもたれやすい
③帽子自体は軽いので、総重量増による肩こりを防げる
④顔に当たる遮光パーツ(ライトシール)を外しても使える

とメリットが。ただ、3Dプリンターを使うので他の人に勧めにくく、着けたときの安定感ももっと欲しいと思っていました。

そこで最近、使っているのがANNAPROのストラップです。

メーカーから商品提供をいただいたのですが、帽子方式のメリット①〜④をおおよそ満たしていて、付けた時の安定感も高いため使い続けています。

装着は、Vision Proの側面にかぶせるかたち。

頭の個人差にある程度対応できるよう、厚さの異なる3種類のクッションが付属。おでこ周りの広い範囲でVision Proを支えられます。

今回トライした「地面師たち」一気見でも、後半にこのストラップを投入。最終話まで無理なく観れました。連続装着時間は3時間10分

最後の方でおでこに多少ヒリつきが出ましたが、このストラップは椅子に横たわった姿勢との相性が良好。おでこ周辺で支える範囲が広いので、鑑賞しながらでも微妙に装着位置を調整して、ヒリつきを和らげられました。

3時間を超えると、座っているお尻の方が痛むほど。このくらいVision Proを連続使用できると、大半の映画が観通せるという安心感がありますね。

頭の形や大きさと相性があるので言い切るのは難しいのですが、私の場合、サードパーティ製ストラップはしっかり効果がありました。SNSなどを見ると、頭頂部で支えるSpigenの製品を推す声もかなり多く、こちらも気になっています。

それにしても「地面師たち」、面白かった。

③ライトシールを外す

ANNAPROストラップや帽子方式などで可能なのですが、遮光パーツ(ライトシール)を外すと、顔に当たるものがなくなります。風通しが良くなり、顔がムズムズしたときに掻きやすいのも良い点です。

ライトシールは100g程度あるので、軽量化にも。

ただ、あくまで非公式な使い方である点は要注意! Appleはライトシールを外して使わないようにと書いています。

加えて大きな弊害があり、当たり前ですがライトシールを外すと視界に周りの光が入ってきます。これが映像鑑賞では特に気になってしまいます。

そこでライトシールを外すなら、合わせて環境を整えると良いでしょう。

④部屋を暗くする

光の侵入を防ぐため、私なりに色々模索してきましたが(ときにはVision Proの上から覆うようにタオルをかぶってもみました)、結局はプロジェクターを使う時のように部屋を暗くするのが一番確実な解決方法でした。

部屋を暗くして「三体」を鑑賞

暗いとハンドトラッキングなどの精度が落ちますが、映像を観続けるだけなら気にはなりません。移動する時は、物などにぶつからないよう注意しましょう。

このほか、ANNAPROストラップのマニュアルなどでは、顔に直接当たるライトシールクッションだけを取り外す使い方も紹介されています。遮光性は保ちつつ、顔との間に隙間を作れます。

クッション部分(写真左)だけを取り外す
顔との間に隙間を作れる

⑤電源を確保する

最後に長時間利用で気になる、電源について紹介します。

Apple公式サイトによると、一般的な使用の場合、バッテリーもちは最大2時間。ただビデオ鑑賞をするだけなら最大2.5時間と書かれています。

Apple公式より

実際、暗い部屋でNetflixを鑑賞したところ、私の環境では1時間半ほどでバッテリーの約半分を消費。そのため3時間近くは使えそう

映画一本なら充電なしで観られそうですが、ドラマを一気見するなら充電は必須。電源から直接充電するほか、MacBookなどとつないで給電することもできますよ。

今回「地面師たち」を一気見してみて、アクセサリー類の充実などで、Vision Proを「映像鑑賞デバイス」として使いやすい環境が整いつつあるのかなと感じました。

Vision Magazineでは、Apple Vision ProやMeta Questなど「未来を感じさせるガジェットやサービス」の情報を発信しています。関心のある方は、ぜひYouTubeの方も覗いてみてください。



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