Vision Pro、今週のふりかえり 「USBモデルだけ」の謎も解決
Apple Vision Proの話題をお届けする、Visionマガジンです。
今回は週末と言うことで、Vision Proに関係する最近1週間のトピックを振り返ります。
Tim Cook、Vision Proの使い道を明かす
Tim Cookが、米CBSの番組に登場。「Vision Proを何に使っているのですか?」という質問に 「Ted Lasso第3シーズンは全て、Vision Proで観ました」と答えました。
調べてみると、1話あたり43〜75分(全12話、計660分)。首が痛くなったりは、、していないという自信の表れ?
加えてVision Proは、2024年初めの発売に向け「順調に進んでいる」と強調。
ただ、iPhoneよりさらに複雑であり、作り出すには「開発だけでなく、製造においても革新が必要」だったと語りました。
iOS 17がリリース、Object Captureに対応
今月19日に公開された、iOS 17。
iPhoneで物体を撮影して、簡単に3Dモデルが作成可能な機能「Object Capture for iOS」にも対応しています。Vision Pro登場に向け、3Dがいっそう身近になりそうです。
ただ撮影・モデル生成するには、対応アプリを自分でインストールする必要が。また、使うスマホはLiDARスキャナ搭載のiPhone12 Pro以降(iPad Proなら2021年モデル以降)でなくてはいけません。詳しくはこちらの記事で解説しています。
色々な活用も始まっていて、Shopifyの公式アプリは商品の3Dスキャンに対応。
また鬼龍院翔さんが「記念撮影」用に、自分の3DモデルをSNSでファンに共有して反響を呼んでいます。
各メディアの注目記事
▼「USBモデルだけロスレス対応」の謎、理由が判明
AirPods Pro(第2世代)のUSB-Cモデルが今月22日、発売されました。来年発売のVision Proと接続すると高音質な「ロスレスオーディオ」を聴けると発表され、驚きを呼びましたが、なぜか従来のLightningモデルは非対応。
筆者も「ちょっとややこしい」と記事を書きましたが、
Appleの責任者がインタビューで、その理由を説明したとのこと。
USB-Cモデルに内蔵されているH2チップは干渉の少ない5GHz帯で、Vision Proとワイヤレス通信できるのに対し、Lightningモデルは5GHz帯に非対応なのだと言います。
▼「Googleが理由で、QuestがVision Proに追いつくことはないだろう」 と、米メディアAndroid Centralが掲載
なかなか刺激的なタイトルですが、内容のポイントは以下の通り。
・Vision Proでは開発者が何もしなくても、「ほぼ全てのiPhoneとiPadアプリが自動的に使える」とAppleがアナウンスした
・これは新しいプラットフォームを立ち上げる際の驚くべき成果であり、Appleがアプリの流通を全てコントロールしているから可能となった
・一方でMeta QuestではGoogle Playが使えず、Androidアプリに公式にフルアクセスできない。Quest向けのアプリ移植も開発者が取り組むインセンティブに乏しく、進展はわずかだ
・また仮にGoogle Playを搭載する場合、MetaはGoogleとアプリの利益を分け合うことになり、そうした契約を結ぶ可能性は非常に低い
▼Immersedがヘッドセット「Visor」の予約開始
Vision Proと同じく、コントローラーがなく、眼や手の動きで操作します。
またゲームやエンタメではなく、生産性向上を目的に置いている点も、Vision Proが想定している用途と一部重なる可能性があります。2024年に出荷予定。
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