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竈炊飯治郎 第18話 iPadで300万円稼ぐ!

今までのサラリーマン生活と違い、師匠のところはお金持ち相手の仕事なので、信じられないようなうまい話が、ごくたまにですが自分にも舞い込んできます。スネ夫なのですぐ自慢したくなるのですが、そこはぐっと堪えて絶対に人に教えません。なぜなら…

『儲け話は人に回さない』というのが鉄則です。

まず自分が儲ける→親戚親兄弟→親友→お客さん
自分でどうにかなる話は絶対人に回しません。(話してもだめです)これは鉄板です。親兄弟、嫁、愛人もだめです。上手の手から水が漏れます。
人に知られた段階で情報の価値は半減しますからw

そしてたとえ人に回すときでも、できるだけ根幹は押さえます。特許とか商標とか・・・だからこのブログを読んでも、絞りカスすら良い情報はありません。ネットに自慢げに公開されている情報は・・・もううまみが全て搾り取られていると考えるべきです。

FXやNETで儲かるなんて方法自体が今の時代にありえないし、一生懸命、集客がどうのこうのいってるのを見ると可哀想になってきます。もし儲かってるならうちの先生のようにやり方を人に絶対教えません。私たちも弟子入りして盗んでいくのです。

うまい話はないのです。

うまい話があったのは、ものが沢山なかった20世紀までの話です。ここ50年で人類は今まで2000年かかって使ってきたお金と同額を消費しています。しかも、今のテクノロジーの根幹は1960年代に開発されたものばかりです。(コンピュータなんかもね・・・)

もう、「ネタ」が出つくされちゃって、ものを売って儲かるのは砂漠から針を探すより難しくなってきました。『いいものを売れば儲かる』という昔話はレガシーであり、年寄りのノスタルジーでしかないのです。

では、どうしたらいいでしょう?それは私にもわかりません。まぁ、わかっていても教えませんが・・・

・・・というとブログが終わってしまいそうなのでそろそろiPadの話に戻していきます。ほとんどの近代テクノロジーは1960年代に開発されてきたもので、新しい技術はほとんどありません。ですが唯一ある新しいテクノロジーは…

スマホです。

スマホは今世紀最大の発明です。まあ師匠の受け売りですが。先生はiPadで1千万円以上の取引をしています。私もそのやり方を流用させていただいて、たまにおこぼれにあやかっています。

iPadの使用方法は基本ビューワーです。何を見せるのかというとプレゼンです。最近iPadOS13.4になってからパソコンのように使えるようになってきたので、その方法もいずれここで共有していきたいと思います。

ああ、そんなことかって思ったあなた、話はこれからですよ。あなたがお金持ちにプレゼンしても通らないのは、あなたのプレゼンに「御利益」がついていないからです。銀座に行って飲むお酒が、家で飲むお酒よりもおいしいのは、御利益が満載だからです。この御利益のことをプレミアムと呼びます。良いものなのにこのプレミアムがついていないものをレガシーと呼びます。レガシーはむかしプレミアムだったんだけど、その御利益がすっかになくなってしまったお守りのことです。

これを簡単に説明するために、
ドラえもんアトムを比べてみましょう。(マジンガーやトランスフォーマーでもいいですが)

ドラえもんはドラえもん自体が高性能なわけではなく、未来では、どちらかというと中の下です。「アトム」や「マジンガー」はそれ自体が非常に高性能で、ほかの物と比べられません。20世紀はアトムやマジンガーを作ることがあこがれであり、目標でした。

でも、「アトム」や「マジンガー」は技術革新が進み、どんどん作れるようになってくると、「マジンガー」が「グレイト・マジンガー」になっても一般の人にとって変わりがあるわけではありません。

ドラえもんの凄いところは、ドラえもん自身の高性能さを売りにしているのではなく、四次元ポケットから出てくる『ひみつ道具』がもつ御利益を、売りにしているのです。

友達がマジンガーに持ってたら、それはそれで凄いのですが、自分が乗れるわけでもなく、(危険ですしね)。それがプライベートジェットやフェラーリでもたいして変わりません。

でも、友達がドラえもんの「秘密道具」を持っていたらどうですか?絶対借りるのに頭を下げちゃいますよね?スネ夫的にもね。

科学の子アトムや、地球を守る無敵のマジンガーよりドラえもんの秘密道具の方が「御利益」が大きいのがわかりますよね?

建築士の場合、建築物の総費用の1割が利益です。そのためにクライアント(施主)に設計をさせてもらうためにプレゼンをしなければなりません。いままでは一生懸命時間をかけて、このプレゼンを作っていきました。
でも、それではダメなのです!来る仕事は3千万円台で、なんだかんだ言われてその1割ももらえません。これはプレゼンに御利益がついていなかったからです。

師匠のプレゼンは基本自慢です。映画制作会社に500万円から1000万円かけて自慢映像を作らせ、それをiPadにいれて、クライアントに見せるだけです。いかに自分が作ってきたものを格好よく見せて、クライアントにただ自慢してるだけなのです。前にも書きましたが先生は2億円以下の仕事を受けませんから、一回の儲けは1000万円です。でも作った映像は何度でも使い回せますから、実質2回目からはただです。私はその映像をお借りしてiPadに入れてスネ夫になって自慢するだけで、割と仕事が取れることに気がつきました。しかも、自分のクライアントは2億円も出せないので、5000〜3000万円の仕事は、私が拾い上げてお救いします。そう、おこぼれに預かれるのです。

そうやっているうちに、だんだんと御利益の部分がわかるようになってきました。そして自分でもオリジナルの御利益入りプレゼンが作れるようになってきたのです。ここでは、その話を大々的に自慢していこうと思います!スネ夫ですからw

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