見出し画像

噓日記 10/31 ハロウィンの夜に

今日はハロウィンらしい。
と書き出してはみたものの、仏教と神道をごちゃ混ぜで信仰している俺にとっては何やら若者が騒ぐイベントの一つであるという認識でしかない。
実際のハロウィンは死者がこの世に帰ってくる日、日本で言うところのお盆と一緒らしいがそんなイベントらしさは鳴りを潜めている。
昨今のハロウィンは繁華街にふしだらな男女が集まってはふしだらな格好をして、トラックをひっくり返す奇祭と化したと聞き及んでいる。
ハロウィン当日から数日経ってトンチキな格好をしていたことを恥ずかしくなってセクハラされたとか、セクハラしたとか騒ぎ始めるのが毎年の常らしい。
お盆なら墓参りするなり、仏壇に拝むなりせいよ。
お菓子をくれなきゃイタズラするぞ?
ちゃんと脅迫じゃん。
あれを言ってもいいのは少年法に守られた子どもたちだけ、大人が言ったら即座にしょっぴかれて然るべきだろう。
子どもも14歳すぎたら2度と言うなよ。
15歳超えたらもう裁かれてほしい。
そしてそもそもハロウィンに託けて街に繰り出すふしだらな男女、家に帰れ。
ふしだらな男は碌なもんじゃないので家に帰って、出家しろ。
帰宅後、すぐ出家しろ。
家か寺から出てくるな、俺の前に現れるな。
二度と俺の前で淫靡な雰囲気を見せるな。
俺は淫靡な雰囲気を孕んだ大学生同士の飲み会に参加している男がこの世で一番嫌いなんだ。
許せなくなっちゃうんだ。
そんで、ふしだらな女。
いや、女性。
昨今は女という表現が憚られるらしいので、女性と表記するが本来俺は女性をスケベちゃんと呼称する。
彼女たちには悪霊が憑いている。
倫理観の教育が足りていない、そんな現代教育という悪霊が彼女たちの人生に暗い影を落としている。
俺ならそんな思いさせねぇのにな。
倫理観といえば俺、俺といえば倫理観。
道徳心だけで生きてきた俺ならば、彼女たちを救えるかもしれない。
どうかそんな彼女たちに巣食う悪霊を俺に祓わせてもらえないだろうか。
一人でも多くの悩める女性の心に寄り添いたい、彼女たちを助けたい。
そんな思いから生まれたのが、ちふれなのです。
ってことで、ハロウィンは俺の家に来い。
いっぱい飾り付けするし、トラックのミニカーとかも置いといてやるから好きにひっくり返していい。
だから、俺の家に来い!
ちょっとだけ触ることがあるかもしれないが、それは悪霊にリンパからアクセスしている証拠だ。
リンパだから。
リンパ、リンパ。
ハロウィンリンパパーティーしようよ。

どりゃあ!