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噓日記 9/28 昔買った漫画

電子書籍で昔買った完結済みの漫画を読み返している。
本は改めて読み返す度に新たな発見があるというが、正しくそれを味わっている。
そう、何も覚えていないのだ。
びっくりするくらい何も覚えていない。
主人公の名前くらいしか本当に覚えていない。
俺、この漫画読んだことあるの?
最近読み返した漫画で言うとグラップラー刃牙。
誰と誰が戦ったのかさえ覚えていないし、勝ち方も覚えていないし、勝者さえも覚えていない。
だから初めて読んだ時と同じハラハラ感が味わえる。
どっちが勝つのか分からないドキドキをまた味わえているのでお得だ。
余談だが勇次郎と戦った選手が頚椎を損傷しまくるの冷静に考えるとやばい。
でもラストシーンで普通に刃牙を出迎えるからもっとやばい。
あと猪狩完至、好きだ。
他にも北斗の拳。
旅の目的すら覚えてなかったし、結末さえ曖昧だった。
カイオウと戦った後の本編クリア後のストーリーみたいなやつ、あれなに?
あんなのあった?
本編ではもちろん誰が戦って誰が勝つかを覚えていないのでメチャクチャハラハラする。
好きなキャラクターはライガとフウガ。
FF4のポロムとパロムみたいなラストシーンが最高だった。
漫画のことは覚えられないくせにFF4のことは覚えているんだね、と居ない彼女に誹られる幻覚を見た。
FF4をクリアした記憶はないのでポロムとパロムのシーンで心が折れたんだと思う。
次に読んだのが金田一少年の事件簿。
まず思うのがこんなに巻数あったっけ? ということ。
めちゃくちゃある。
あと1ページあたりの文字量が多い。
平安時代の人間が生涯で得られる情報量くらい多い。
そんで事件の内容から犯人まで、綺麗に忘れている。
猟奇的な事件ばかりですごく恐ろしい。
あと事件に関わりすぎている。
昔はゆっくり読んだからなんとも思わなかったけど単行本で一気に読むとめちゃくちゃ事件に巻き込まれている。
金田一は何かしらの権力で公的に拘束されて然るべきだと思う。
好きな事件は悲恋湖。
俺も大きくなってキスしたら「最初で最後の口づけは冷たい死の味がした」って言いたい。
早く大きくなりたい。
最後に漫画じゃないが乙種第4類危険物取扱者のテキスト。
買った覚えすらない。
そして勉強した覚えも取得しようとした覚えもない。
コイツはなぜ俺の本棚にいるのだろうか。
誰かが買ってくれたのかな。
ママかな。
でも無駄だよ。
覚えないもん。
漫画さえ覚えてないもん。
俺は明日、ちゃんと病院に行く。
刃牙の結末、もう忘れてるもん。

どりゃあ!