ヴァージンVS過去・現在・未来11~松葉杖でサーカス&サーカス~

ヴァージンVS過去・現在・未来 11
「スカイキッズレビュー終了後の関西ライブ」2

ここでお知らせです。
2021年10月中にこの「ヴァージンVS過去・現在・未来」を共同運営マガジンに移行したいと思います。
これまで私、久保田のみが書いてまいりましたが、他のメンバーにも記事を寄せてもらおうと計画しております。
まず、ライオン・メリーさんからになると思いますので、メリーさんよろしくお願いいたします。
マガジンへの移行が決まりましたら、またお知らせいたします。

さて、1980年夏、「大阪芸大下10秒ぐらいだけ練習」の次の日は京都「サーカスアンドサーカス」でのライブとなりました。

しかし、A児こと森魚ちゃんは松葉づえです。
いつものように大暴れできません、どころか、ステージに立てるの?という状況です。
ここで素晴らしいのが天性の表現者あがた森魚のすごいところ。
まず、オープニングの登場の仕方です。
「サーカスアンドサーカス」は当時をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、2階にもバルコニー型の客席があり、そこから1階客席へのゆるい螺旋階段がありました。
その2階バルコニー型客席に目をつけたのはさすが。

そこに身を潜めておき、イントロと共にそこから登場しようという趣向を考えたわけです。
しかし、2階にはお客さんは入っていなかったのか?或いは2階席は危険なので使用していなかったのか?これは今となっては不明です。
だが、しかし時間が来ればイントロを開始します。
当時1曲目は必ず「エアプレイン」をぶちかますというのが決まりでした。
この1曲目で2階席から降りてきたのか、2曲目で降りてきたのかは定かではありませんが、しばらくは2階席椅子の上から、1階客席とステージに向かって、転がり落ちそうになりながら大暴れの波動を送ってきたのを覚えています。
あっ、1曲目で降りてきたはず。当時、ボーカルマイクはワイヤレスではなかったもんね。

その後、その螺旋階段を松葉杖をつきながらではなく、ぶんぶんと振り回しながら1階客席へ降臨!
ステージから見ていると「宝島」のジョンシルバーがやって来るような雰囲気でした。
でも、今考えると、よく松葉づえを振り回しながらあの階段を降りてこられ、しかもお客さんの頭を松葉づえが直撃しなかったかと思います。
我々もお客さんも、みんなそこそこ若くて敏捷だったのですね。
今なら、多分怪我人がでてます。すでに森魚ちゃん本人が怪我人だし。

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