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ヴァージンVS過去・現在・未来 22~木村シンペイ1~

~Puff the magic dragon~

“Puff the magic dragon lived by the sea・・・”

ピーター・ポール&マリーの1963年のヒット曲「パフ」

ヴァージンVSの初代ドラマー木村シンペイ氏が中学の時初めて買ったレコードです。
その後シンペイ氏が知遇を得る大瀧詠一さんは、最初に買ったシングルレコードがその人の音楽ルーツなのだとの持論があり、木村シンペイ氏に、
「初めて買ったレコードは何だったの?」と聞いたところ、シンペイ氏は
「P.P.Mのパフ」と答えました。
それを聞いて大瀧さんは
「じゃ、シンペイ君はフォークだね」とおっしゃったそうです。

長崎育ちの木村シンペイ氏。
実際の演奏活動を始めるのは、大学入学のため上京してからですが、郷里長崎にいるときには「SOON!」という、コンサート・ミニコミ誌を主催・発行するコミュニティで活動しておりました。
この「SOON!」のメンバーがスゴイ!
長門芳郎さん・・・ご存じ、シュガー・ベイブやティンパンアレイのマネー                                  ジャーであり「パイドパイパーハウス」の店長
小宮康裕さん・・・石川セリさんなどに楽曲提供している「幻のシンガーソ                                   ングライター」
西口純一さん・・・シンガーソングライター
                                1972年「くじらの唄」(ワーナー)
江口 司さん・・・「長崎三彩の里」理事長&陶芸家
有馬裕基さん・・・ギターリスト

この方々、当時は既に東京に住んでいたのですが、郷里長崎に新しいRockムーヴメントを起こすべく、コミュニティ「SOON!」を立ち上げたとのこと。
「SOON!」は誰でも参加できる自由なコミュニティであったが、「SOON!!」を「ソーン」と呼ぶ人だけは遠慮してもらったとのことです。
「SOON!」の合言葉?は「Get Together」
Come on people now
Smile on your brother
Everybody get together
Try to love one another right now
ヤングブラッズですがな!!

この「SOON!」主催のフリーコンサート「大震祭」が1971年8月21日、長崎の稲佐山頂上にある野外音楽堂で開催されました。
出演者は矢野誠さんピアノの「マリリンモンローハズバンド」他多数。

大震祭チラシ
https://komiyayasuyu.com/favoritesongs/nagato-interview.html

なぜ矢野さんが出演されたのかというと、当時東京で上記の「SOON!」のメンバーが矢野さんに音楽的に師事をしていたとのことで、師匠である矢野さんに出演頂いたということです。
具体的にどのような音楽的授受があったのかは不明ですが、たぶん西洋音楽の基本となる、楽典的な内容であったのかと拝察いたします。

その後「SOON!」主催で、「はっぴいえんど」、「はちみつぱい」、「シュガー・ベイブ」、「吉田美奈子」等のコンサートを開催しました。
さてその後、シンンペイ氏はどのようにしてヴァージンVSに辿りつくのでしょうか?

っということで、今回からは木村シンペイ氏とRIZTさんにヒアリングした内容を掲載させて頂きます。
次回はRIZTさんのお話になるか、シンペイ氏の続きになるか、今のところ不明です。
スンマセン

(この稿続く)

ここでお知らせ・・・
令和4年4月17日(日)18時~
東京都東村山市栄町2丁目19−25
音楽酒場「すなふきん」にて、木村シンペイ、LIZT、久保田さちおによる初ライブがあります。
昔のフォーク仲間、榊淳さんからお声がけいただき、ほんの短い時間ではありますが出演させて頂きますので、ご近所(西武線久米川駅付近)の方はぜひお越しくださいませ。
よろしくお願いいたします。

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