ヴァージンVS過去・現在・未来3~結成前々夜の珍道中 根石村、名古屋ジャンジャン~
さて本日はヴァージンVS結成前夜の少し前の珍道中から始めましょう。
車を3〜4台連ねての道中でした。
あがた氏の伴奏楽団は渡辺勝氏の一行が担当。
ミキサーは今は亡き川崎克己さんが同行です。
川崎さんは初期ヴァージンVSの重要なスタッフであり理解者となります。
最初の目的地は東海地方の、町の名前を忘れてしまって申し訳ないですが、「根石村」というライブハウス。
ライブ前夜に到着し、そのまま酒盛りとなりましたが、根石村の客席は板敷にこたつがいくつも置いてあり、お客さんはこたつで暖をとりながら音楽に浸るという趣向のお店でした。
私たち一行は、その客席のこたつに座り大酒盛りの後、雑魚寝となったわけです。
目が覚めてからライブまでの間の記憶がないので、多分二日酔いだったのかと。
そしてライブが始まりましたが、昨日酒盛りして雑魚寝したこたつに入っているお客さんを見ながらライブをしたのは後にも先にもこの時だけです。
次の目的地は名古屋のジャンジャンです。
渋谷道玄坂のジャンジャンが、当時名古屋にもあったことをご存知の同世代の方も多いかと。
ここで劇団摩訶摩訶の最終公演の一行と落ち合いました。
劇団摩訶摩訶はその後ブリキの自発団となります。
主演女優の銀粉蝶の歌う劇中歌をあがた氏が作っていた縁でこのような展開となりました。
ジャンジャンでのステージの記憶はあまりありませんが、その日の宿泊は主催者の関係者のお宅にお邪魔することになっていました。
その方は「うちのアパートに来て下さい」とおっしゃるので、東名名古屋インター近くの自称「アパート」にお邪魔しましたが、そこは我々の想像するような木造6畳一間の「アパート」ではなく、立派な鉄筋の「マンション」でした。
なるほど名古屋ではこのような立派なマンションをアパートというのかと、しんぺい氏と話し合いました。
後々考えてみますと、その立派な「アパート」の住人は、その後の「なぞなぞ商会」の方だったと思います。
明けて次の日は三重県津へ向かいます。
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