先月くらいに書いた日記

・St. Vincentというシンガーの曲をよく聞いている。

・今年『Daddy's Home』というアルバムが出てそのタイミングで聴きはじめたんだけど、かなりハマっている。インディーポップ、オルタナ、シンセポップあたりを自由に行き来する感じの音楽性で、曲やアルバムによって質感がとても多様で聞いてて飽きない。歌心もたっぷりで、ピアノやギターの弾き語りアレンジのアルバムも発表していたりする。ファッションも超ハイセンスで、独特なシェイプのシグネチャーモデルのギターを手に歌う姿は椎名林檎や、あるいはCourtney Barnettに近いものを感じる。

・もともとニコラス・ウィンデイング・レフンの映画のサントラで存在を知ったのだが、本人もそのまま『ネオン・デーモン』に出てきてもおかしくなさそう。余談だけどレフン作品で使われてる楽曲って、無機質で味の濃いシンセ音が淡々と進んでいく感じの曲が多くて、逆にレイドバックしたビートなんかは全然出てこない。あの質量のある物体が重力を気にもせず淡々と運ばれていくような感覚が、映像のテンポ感とマッチしてたまんないです。

・このライブ動画なんかめちゃくちゃかっこいい。コードバッキングだけじゃなくて、ちゃんとめちゃくちゃかっこいいギターを弾くんですよね。たまらないな。



・最近使い勝手のいいシンセを一つハードで欲しいな、と思っていて、シンセのデモ動画を見まくっている。シンセサイザーは鍵盤楽器であると同時にサウンドモジュールでもあるため、各製品によってインターフェイスが大きく異なり、したがって操作感も様々だ。そのため、音だけでなく操作性にまで言及する詳しいレビューが必要となり、また質の高いレビュー動画はそれだけで見応えがある。

・氏家克典というキーボーディストがいる。この人はとにかくシンセのレビューをするのがうますぎるおっさんで、この人が触れた製品は全て輝いて見える。ジャパネットたかたなんか比べ物にならないくらいに購買意欲をそそりまくる。

・この動画でもかなり複雑な機能をスラスラと解説し、合間に挟まれるデモ演奏も抜群の仕上がり。他の動画を見てもわかるのだが、音色を一瞬聞いただけでその音色で想定されたようなフレーズをパッと弾く様は、それだけでたまらない見ごたえだ。

・すごいのが、上の動画のコメント欄なんかはコメントの多くが英語で、見ると製品よりも氏家さんを褒める内容がほとんどなこと。他のシンセもレビューしてくれ!なんてコメントもあったりして、もはや固定ファンがついている状態。中には「I love this guy」っていうコメントすらあって笑っちゃった。シンセのデモがうますぎて国際的にモテる、ということが世の中にはあるらしい。

・最近ヴォコーダーを使ってみたくて、microkorgいじってみたいな〜と思ってる。トークボックスもいいけど、あれってなんかくさそうじゃないですか?

終わり



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