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ナレーター「プロ2歳児の朝は早い」2/2

⚠︎このお話は半分のフィクションと2割のノンフィクション、そして3割のコピペで構成されています。
前半 ▸▸▸ https://note.com/virginbirth/n/n21884aa0baa2



二時間が経過した、未だにあの三人はアマゾンの話で夢中になっている

ぱかちー「ん……ちょっと静かに……」 

するとぱかちーが唐突に声のトーンを下げ始めた 

ぱかちー「聞こえますかこの足音……まずいな、今の話聞かれたかな……」 

ナ「どうかしましたか?」

ぱかちー「パパがこっちにきます、みなさん撮影に戻ってください 
豊島さんはそちらに……」 

突然指示を取り始めるぱかちー、このような突然の状況にも落ち着いて 
対応できる、流石プロ2歳児、熟練の技が光る

二秒がたった、今ぱかちーはおもちゃのお玉を手に取り鍋をかき混ぜている、何処からどう見てもぱかちーが真面目に「作業部屋から出て静かにしてるというお手伝い」してるようにしか見えない 

( ^ω^)「あら、がんばってるね〜」 

父親がきた、ぱかちーがくると言った三秒後だった

( ^ω^)「じゃあラベル剥がしお願いね」 

ぱかちー「わかりした〜」 

先ほどとは打って変わって真面目に作業を始めるぱかちー、切り替えの仕方もプロ級だ

作業は即終わった、その間ぱかちーはラベル剥がしをそつなくこなした 

ぱかちー「びりびり〜」 

ぱかちーが鼻歌を歌いながら剥がしたラベルを破る



ぱかちー「ふぅ疲れた……」 

ナ「これから部屋で何をするんです?」 

ぱかちー「うーん……とりあえず夕食を食べます」 

ナ「そういえば昼食食べてませんでしたね」 

我々は先ほどから疑問に思っていたことを聞いた 
朝の会話で食事の大切さを話していたぱかちーが昼食 
を抜くのどうもはおかしい

ぱかちー「食べましたよ」 

ナ「えっ……」 

我々スタッフの間に衝撃が走る、どこか撮り逃した 
と言うのか、 

笹本「西野、お前取り逃がしたか」 

西野「いえ、そんなはずは……」 

ADがカメラマンに問い詰める

ぱかちー「いやいやこれですよ、これ」 

ぱかちーがポケットから何か紙のような物を取り出した 
よく見るとそれはトーマスのチューイングキャンディだった 

ナ「いつの間に……」 

ぱかちー「わたしたちライト2歳児の永遠の課題、それは先ほども言いましたが、いかに自分の好きなことが出きる時間を確保できるか、です」

ぱかちー「そのため無駄な時間をできるだけ短縮する、この技術がライト2歳児は必要なんです。逆にヘビー2歳児の場合はいかに長くお手伝いをし、パパとママからの信頼を勝ち取るかが課題」

ぱかちー「だからわたしたちライトと過去のわたし、ヘビーは対極の存在なんです」 

ナ「なるほど」 

ぱかちー「何だろう、過去の自分に対する反逆……なのかな」

魔法のステッキのライトを浴びながら過去を語るぱかちー
その背中は少し逞しく感じた




ぱかちー「ふぅ……着いた」 

5秒後大量のおままごとセットを抱えたぱかちーはダイニングに到着する 

「とりあえず夜ご飯か」

ぱかちーは自分専用の子ども椅子に向かい、おままごとセットを食卓の上にぶちまける

ナ「散らかすのは得意なんですか?」 

ぱかちー「まあある程度」

ぱかちー「元々プロ赤ちゃん志望だったので、基本赤ちゃんは散らかす能力が高いからよく練習しました 

かつてプロ赤ちゃんを志していた頃に培った技術がここにも生きているというのだから驚きだ 

我々と会話してる間も着々と料理の準備をするぱかちー
その動きに一切の迷いは無い

ぱかちー「今夜は豪勢にジュースとアイスとハンバーグと行きましょう、勿論皆さんの分もつくりますよ」

二分が経った頃ぱかちーが料理を差し出してくる

美味そうな匂いがする、といえばするかもしれない

ぱかちー「セリア製ですけど、包丁で切れないことはないんで」 

そう言いながら我々スタッフにフォークで切り分けたハンバーグを差し出すぱかちー

西野「うぉ、ウマそー」 

ぱかちー「それでは皆さんどうぞ召し上がれ」

ハンバーグの味は中々の物だったと思う、自分で得意だと言っただけのことは有る。 

豊島「美味いですね」 

ぱかちー「有難うございます」ピコリン 

唐突にぱかちーのスマホが通知音を出す

ぱかちー「っと……」 

ぱかちーがスマホを取り出す 

ナ「なにかあったんですか?」 

ぱかちー「いや精◯時代の数少ない友達ですよ 
今はよその子として、近々保育園に通い始めるらしいです」

ぱかちー「あいつもついに保育園か……」 

心なしかぱかちーは少し寂しそうだ

J( 'ー`)し「ぱかちゃん、机の上片付けてー」

ぱかちー「ぱかちゃん、おかたじゅけしる」

そう言ってぱかちーは机の上のままごと道具を全て床にぶちまけた

J( 'ー`)し「おい」




時刻は八時、ぱかちーと我々は夕食を食べ終えぱかちーの自室にやってきた。 

ぱかちー「トランシーバーの手入れでもするか……」 

そういうとぱかちーはおもちゃ箱からバービーのトランシーバーを取り出す 

ナ「誰かと通信するんですか?」 

ぱかちー「いえ、しません」 

ナ「では何故もっているのですか?」

ぱかちー「通信してない時でもザーって音が出て面白いからです」ズボングイッ 

ナ「なるほど」 

自宅でも常に格好つけている、それもプロ2歳児が成せる業なのだろう 

ぱかちー「電池はこれとおもちゃのレジスターにほとんど持ってかれますw」

そう語るぱかちーはとても嬉しそうだ

整備は三分程で終わった 

ぱかちー「まあ整備と言うよりただボタン押したり回したりてただけですけど」 

ぱかちーはそう言いながらテントに入る 

ナ「もう寝るんですか?」 

ぱかちー「明日も早いですし、それではお休みなさい」 

ぱかちーは部屋の電気を消してテントの中のライトをつけ毛布を被った、その動きな無駄は無い

我々は電気を消したぱかちー自室を立ち去ろうとする

私はふとぱかちーの方を見る 

ぱかちー「ミッフィーで一番可愛いのは「パイロットのおじさん」っと……」 

驚いたことにぱかちーはパソコンを開き赤chに書き込みをしていた 
睡眠時間を削り赤chを巡回するぱかちー、流石プロ2歳児 
やる事が一般人とは違う

彼女ならこれからも逞しく生きていけるだろう 
そんなことをふと思った 

ぱかちー「現在2歳児は結構なスピードで増殖しています 
その中でトップをとる、それはとても難しいことです、 
わたしは2歳児界では「マシンガントークのぱかちー」なんて異名を持っています。が、まだまだわたしは自分が未熟な新参2歳児、そんな意識で日々を過ごしています」 

ナ「なるほど」

ぱかちー「驕れるもの久しからず、そんな言葉が古くからこの日本には有ります、調子に乗らず何時までも緊張感を忘れない、それがわたしは大事だと思います」 

彼女は撮影前にこんな言葉を残してる

大丈夫、彼女ならきっとやっていける、私はそんなことを思いながら部屋を出た

割と明るくなった午前六時半、ぱかちーは活動 
を始める 

プロ2歳児の朝は早い 




終劇



元ネタ:http://mimizun.com/log/2ch/news4vip/1384143202

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