施術時のポイント


【なぜ私のお客様は、リピート率が高いのか?】
私の心掛けている大切な事をお話します。

まず、お客様にどこが不調か尋ねます。
「本日はどちらか、おツライところはありますか?」

次に希望の強さを確認します。
「強さは弱い、普通、強い、のどちらをご希望ですか?」
強さは施術中に、必ず1回から2回位は確認します

そして、お客様の足の方から筋肉の硬さを、両手で見ていきます。
うつぶせの場合は、足、腰、背中、肩、首。
仰向けの場合は、足、お腹。

いきなり背中の心臓裏は触りません。血圧が上がる方がいるからです。
そして左右差やコリの酷い部分、柔らか過ぎる部分、筋張っている部分等、感じた事を伝えます。「右の方が張っていますね」とか「ここが硬いですね」とか。

私の場合、整体ストレッチ時に、足の長さや骨盤の歪みまで必ずみます。そして「おそらく、ここが不調の原因だと思いますので、ほぐして行きますね」と伝えます。

原因、方法、結果。ここが張っている、だから不調に影響している。そして、最後に、そこがどうなったのか。そこまで説明の義務があると思っています。もちろん断定は出来ませんので、おそらく、こうだと思う。という、あくまで主観の話をします。

最初から最後まで、寝ているお客様。説明をあまり聞かないお客様もいます。その場合は、ケースバイケースですが、基本は、説明することも大切な仕事です。多くのお客様は、自分の背中は見えないので、どうなっているのか知りたいものです。私の場合必ず、不調の原因筋肉や靭帯、身体の歪み等を探しながら施術しています。

そしてコリの酷い部分がピンポイントで見つかったら、「おそらくここが原因だと思われますので、今から少し重点的にほぐしますね」と言います。強もみの大丈夫な方には多少は強め。それ以外のお客様には、筋肉を指先で揺らすような、もしくは手のひらで、その部分を大きく横へズラすようなほぐし方をします。
私の場合、お客様の脳に、この筋肉や靭帯は柔らかいんだ、と自覚させるようなイメージを持ちます。脳に、その部位を意識させるようなイメージです。

施術の最後に「どこか不調の残っている部分はありますか?」と尋ねます。残っていたら、そこをほぐして終了です。

ただ、あくまでも主導権はこちらにあります。主導権を握らないとお客様に不安を与えます。主導権を握るには、原因部位をシッカリ見つける事です。ここがこうだから、こう修整したから、もうしばらく大丈夫でしょう。と言う理論が無いと、お客様はただ単に(あの施術者は弱もみ過ぎた)とか(希望の箇所をほぐしてくれなかった)とかになります。

実は希望の箇所に原因が無く、別の部位が原因になっている事も多々あるのにです。それを施術者が説明しないとお客様は誤解したままとなるのです。ほとんどのお客様は不満を口には出しません。ただ心に思うだけで、二度と来なくなります。それを避ける意味でも、お客様によく説明することは、お客様に満足をもたらす大事な部分だと思っています。

また、長年、同じ得意な手技を続けていると、施術者の同じ部位が疲労します。同じ効果で違う手技というものを、いろいろと研究してみて下さい。体重かける手を変える。肘を使う。膝を使う。立ち位置を変える。ベッドの高さを変える。などなど。やり方を変えると見えなかったものが見えて来たり、新しい手技を見つけたり出来ます。