無駄違
9月はどの年にフォーカスを当てても毎年最悪な月
毎年毎年7月から9月にかけてはどんよりとした気持ちと嫌な事の連続
その謎が解けたのはついこの前
7月から9月は私の大殺界
1番きっと心が死にかけてた時
毎日毎日人間を食べる方法を調べてた
消えてしまいたかった
でも自らの手で自分を殺したくない
だから私を殺したい程に好きな人間が
私を殺して食べてくれたらいいのに
と思ってずっとずっとカニバリズムの事ばかり考えていた
今思えば男に本格的に媚び出したのはその時期だったのかもしれない
元々自分の甘ったるい声、ゆっくりとした喋り方が死ぬほど嫌いだった
前にも書いた通り関わった事のない女の子からぶりっ子と陰口を叩かれたり嫌われたりしてたのもきっとそのせい
喋り方と声だけでふわふわしてると言われるのが物凄く嫌だった
でも逆にそれのおかげで近づいてくる男は勿論いた訳で
本気で媚びれば大体の男は私の事を簡単に好きになると思っていた
顔がダメだから全然そんな事無かったけど
でもその年の9月は
誰も私を殺してくれなかった
食べてくれなかった
2年後の9月
ついにそのチャンスが来た
私は本気で消えたかったし
殺してくれると思っていた
でもダメだった
私は逃げ出してしまった
そして今年の9月もやっぱり大殺界
やっと幸せになれたはずなのに
それは見えないうちに蝕まれてしまっていたのか
幸せが崩れ落ちていった
今はまだ落下中
この感覚、そうこの感覚
4年前まで戻ってしまったような
落下する感覚
底の見えない穴真っ暗な穴
いつまでこの落下が続くのかはわからない
でも今はもう怖くない
きっと怖くない
幸せと共に落下しているから何も怖くない
ちゃんと幸せに縋っていられるから
私は大丈夫
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