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仮定の未来をのぞいた話。

どうも皆さんこんにちは。一条閃です。なんだかだんだん冷え込んできて、少し肌寒くなってきましたね。今回は自分の大学生活の話をまとめようかなと思います。先週あたりから風邪をひいてしまい、鼻水と喉枯れに苦しんでいます。皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけて。

目次


私の大学選びについて

話は私が高校生の時に遡ります。元々英語が大好きで好きな英語の先生の授業を受けるために高校に行っていた私は、大学でも英語の勉強を続けたいと思っていました。そして英語をより深く継続して学べる大学を目指して勉強していました。でも色々な事情があり、第一志望校ではなく現在は第二志望だった大学に通っています。今の大学はとても楽しくのびのびと学習できているので、進路に対しては後悔したことはありません。

縁が繋がった瞬間

そんな中元気にゼミで活動をしている時に、他大学と自分のゼミが合同ゼミを開催するという話が回ってきました。その大学の中に、私がかつて目指した第一志望の大学の名前もあったのです。合同ゼミの内容は卒論の現在時点での調べたことを発表するというものでした。私はあまりこの大学に来てから、その大学のことを思い出すことは正直あまりなかったと思います。でも、「かつて自分が目指していた大学の人たち」と「現在地点での私」が同じ内容で同じ壇上に建てるというのは想像もつかないくらい奇跡的なことだと思いました。高校生の時に志望校変えちゃったけど、変えずにそのまま本当に受かってたらどうだったのかな、今の自分とどう違っていたのかなと思ったことも本当のことを言えばあったのです。

めっちゃ怖いなと思いました。自分の心の奥底で自分は一生懸命頑張ってきてるけど、「みて欲しかった、教えて欲しかった人」に評価をされて、「目指していた大学」の人と現在の自分の差や違いを絶対に肌で感じてしまうからです。評価されなければ自分は知らないでいられるけれど、横で発表されるのを聞いているわけですから知ってしまうし気づいてしまいます。自分の大学での学びにプライドがあるとは言っても、そこでめちゃくちゃすごいのを聞いてしまったら自分との差の開きを感じてちょっと凹んでしまうなぁと思いました。

そんな不安もありつつ、これは自分の持ちうる知識を全て使って、こんなに自分は頑張ってきたんだという集大成を見せるべきいい機会だと思いました。この際今までの自分の習ってきた知識と技術を全部ぶつけて、それでダメだったらなんか酷評されてもスッキリするような気がしたから。きっとみんな自分とは違う、私は現状一番下手な発表になってしまうかもしれない。自身なんかない。でも自分が学んできたことを恥じたら、なんだかそれを授けてくれた先生まで否定されるような気がしてそれだけはしたくないって思ったんです。自信持ったふりして精一杯暴れて、それで酷すぎてその大学出禁になったら悔いはないなって。

結果として大学出禁にはならず、先生方からはお褒めの言葉をいただくことができて個人的にはびっくりしましたが、なんとなく自分の区切りがついてよかったです。

志の角度が一度違っていたら、今いる大学に自分が進んでいなかったら、そしてそこでこのゼミを選んでいなかったら、日々の数えきれないほど些細な選択と決断の中で、自分がこういう機会に巡り会えて挑戦することができたのは本当に奇跡的なことだとです。絶対にもう交わらないと思っていた、自分が一度諦めて折り返した先でこうやって交わって、その環境で学んでいる人たちの成果物と自分の成果物を持ち寄って評価し合うなんて。そんなことができるようになるとも思ってなかったし、本当に奇跡みたいな、夢みたいな時間でしたね。昔行きたいなって思ってたのもあって、そんな昔抱いたたらればの未来と自分を重ねて、同じ立場で同じ壇上に建てたのは自分にとってすごく光栄で意味ある経験でした。

綺麗なレジュメと自分の資料

発表の前に資料をあげるのですが、みんなめっちゃ綺麗なレジュメをあげていて、自分の発表資料との違いに驚きましたね。そもそもみなさんドキュメント形式PDFが多く、自分と同じようにプレゼンテーション資料にしてる人の数から少なかったです。自分が用意した資料とは魅せ方が全く違うもので、他の人たちの形式に倣い方向を変えようか割と悩みました。でも自分が学んできたことを恥じるのは違うし、今までの私らしいものを貫いた方が自分が納得できると思ったからそのまま挑むようにしました。でも資料を見ただけでも、「あなんかこの子他の子と違う」って一目でわかるくらい異質な資料でした(笑)

あくまで自分が持っているものに価値を見出して、それを自分のある意味やり残しみたいになってた場所で披露してやり尽くして自分の頑張りに納得できたのが一番自分的には偉かったことだと思います。ちゃんとふざけた資料を提出し、ふざけた発表をし、自分の今できる精一杯を見せられました。等身大の自分で、背伸びせず真っすぐやれました。

私は綺麗な難しい資料を作って自分でもよくわからないようなものよりは、実感のある自分の思っている疑問や真実を届ける方が好きだし、自分がやってて楽しい発表や卒論が書きたいんです。聞いてる人にはわかって欲しいし、読んでる人には考えて欲しいと思うんです。なんかそういう自分の目的ややりたいことの輪郭がはっきりできたのも収穫だと思います。私は私を諦めなかったから。

受けた刺激も収穫もたくさんあって、まだいまいち整理がついていないような感覚があります。ゆっくり整理して消化していけたらいいなと思っています。その後の懇親会もめちゃめちゃ楽しかった。あの人たちとまたどこかで会えたらいいな。会いたいです。頑張っていたらまたどこかできっと会えるかもしれない。そんな希望をふんわりと持てた、いい時間でした。

多分どこに行っても、第一志望に通っていても今の場所でも、私は私で頑張ってたと思うし、私は私らしさを諦めないでいたと思います。そこに自信が持てたことが今回の一番の気づきでした。このような機会を与えてくださった方々に本当に感謝します。ありがとうございました。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!これからも頑張るのでよかったらジュース1本奢ってください!

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