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新型コロナウイルス感染症で入院した男性が周囲にワクチン接種を懇願「今ここにあるものを大切に」

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どうも、閃です。先日の記事ではフォロワーさんがたくさん増えて嬉しかったですね。ありがたい限りです。引き続き応援よろしくと言いたいところ。今日はUSATODAYからインディアナ州の新聞社が書いた記事を持ってきました。なかなか味わい深いですよ。アメリカの国民性が出ている気がしましたね。それでは、どうぞ。

今回の原文はこちらになります。

https://www.usatoday.com/story/news/nation/2021/09/28/indiana-covid-vaccine-vaccination-symptoms-new-palestine-man-hospitalized-urges-get-vaccinated/5892942001/
以下翻訳です。

インディアナポリス社からのニュース。
肺に基礎疾患のあるマーク・グリーンが7月に呼吸器科医ロバート・クライネスティバーとの診察を終えたとき、医師は患者に新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種するよう説得できたのではないかと期待していた。

しかしマークは、インディアナ州の多くの人々と同じようにワクチンに対して深い疑問を抱いていた。主治医と何度も話し合っても、その不安は払拭されなかったからだ。

約2ヵ月後、マークとロバート医師が次に会ったとき、マークは重度の新型コロナウイルス肺炎に罹患し闘病中だった。救命救急センターのベッドに横たわった彼は58歳。インディアナ州ニューパレスチナ出身の彼は、主治医に弱々しくバツが悪そうに挨拶した。

この状況に陥って初めて、マークさんはワクチンを打つことに対する不安がなくなったそうだ。

高濃度酸素吸入器で深呼吸をしながら、マークさんは、「とにかくワクチンを打ってください」と伝えたいと語った。

もはや迷う理由はない。

「私自身、2年後、3年後に何が起こるかわからないという不安から、ワクチンを受けませんでした」とマークは言う。「でも、新型コロナ肺炎になってみて、2、3年後に自分がどうなるかということよりも今新型コロナウイルス感染症にかかる危険性を少しでも減らすことが大事なんだと思いました。今あなたが生きる世界で何が起こっているかが重要なのです。...ワクチンを接種しないことで今あなたの身にで起こるかもしれない危険性を負うのか、ワクチンを接種することで、新型コロナウイルス感染症に罹患することを一生起こらないかもしれないことにするのかを天秤にかけなければなりません」。

大量の薬を投与された

以前、マークは「たった1回のワクチン」を心配していたという。しかし、この11日間の入院生活では、彼が言うところの「おびただしい量」の薬を投与され、命をつないできた。そして、「ワクチンで何か問題が起こらないという保証はなくても、今接種しておいて後で心配する方がいい」という結論に達したという。

金曜日、マークの妻のエイミーと看護師さんは、心拍数や酸素飽和度を知らせる機械を見守りながら、グリーンさんはインディアナ州の地方紙であるインディスター社宛てにビデオを録画しました。

マークは、病院で彼と同じような容態の患者が人工呼吸器に繋がれているのを聞いたことがありますが、自分がそうならないように願っています。

なぜ彼はワクチンを受けなかったのか?

マークもエイミーもワクチンを打つことには反対でした。エイミーは今でもまだ確信が持てずにいる。
彼らは未知のものを心配していた。

彼らは長所と短所をじっくりと議論した。彼らは新型コロナウイルス感染症が本物であることを疑わず、彼の88歳の母親を含め、新型コロナウイルス感染症に罹患した人々を知っているからだ。

厚生労働省は、このワクチンは安全で効果的であり、人々が新型コロナウイルス感染症の重症化や死亡するのを防ぐことができると繰り返し述べている。

しかし、グリーン夫妻の聞いた限りでは新型コロナウイルス感染症ワクチンに対する意見は賛否両論だった。マークとエイミーは、ワクチンの開発と承認が急がれているように思った。しかし一部のワクチン反対派はこの動向は政治的に利用されたもので、彼らの政治は共和党側に属していると考えていた。また、将来的にワクチンの問題が起こらないと断言できる医師は一人もいなかったのだ。

公的機関や保健所の職員が繰り返し努力しているにもかかわらず、そのように考えているのはグリーン夫妻だけではない。

クリネスティバー氏によると、ワクチンを打つように説得しても、患者が丁寧に「お断り」と言うことが非常に多いそうです。Kクリネスティバー氏は、このような患者の不本意な態度は理解できると言う一方で、ワクチンの裏側も知っている。病院は新型コロナ肺炎の患者でいっぱいになり、他の患者が治療を受ける余地がほとんどないからだ。

そして、病院にいる新型コロナ肺炎患者、特に重篤な患者のほとんどには、ワクチンを接種していないという唯一の共通点がある。

彼を苛立たせているのはワクチンの未接種だ。

感染爆発が発生した当初、重症患者の多くは高齢者だった。今では、病院には50代、40代の人たちが大勢いる。亡くなった30代の方もいる。

「この傷口には塩が塗られているんですよ」と彼は言う。"働き盛りの人が死ぬのを見るのは、とても辛いことです"

グリーン夫妻は納得しなかった。

グリーン家の人たちは、このような議論をすべて聞いていたが、何も彼らを動かすものはありませんでした。彼らの知り合いのほとんどはワクチンを接種していない。未だマーク、エイミー、5人の成人した子供たちなど、彼らの直接の家族には誰もワクチンを接種していない。

88歳になるマークの母親は、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種を受ける予定だったが、予約日の4日前に転倒して腰を骨折した。リハビリ中に新型コロナウイルス感染症に罹患するなど、健康問題が次々と発生した。    
しばらくして彼女は回復した。

マークもエイミーも、自分たちが反ワクチンであるとは考えていない。ただ、今回のワクチンには疑問を感じていた。客観的に見ると、その多くは誤った情報に基づいているように見える。

エイミーは、過去にインフルエンザや肺炎の予防接種を受けたことがあるが、今回のワクチンについては、「情報が錯綜していて政治的になってしまった」と言う。しかし、今回のワクチンについては、政府や役人がワクチン接種のお願いを人々に強いているような気がして、個人にそれを望むかどうかの選択権を与えていないように感じたという。

最良の筋書き

マークが新型コロナ肺炎に感染したとき、すべてが変わった。

最初は、流行していた胃腸の悪いウイルスに感染したのだと思っていた。しかし、数日後、新型コロナウイルス感染症の検査で陽性であることが判明し、4日後にはウイルスが胸と肺に定着してしまった。

2週間前の週末、主治医はエイミーに、9月13日にマークを病院に連れてくるように計画するべきだと言った。

しかし、その日曜日の夜、マークはあまりにも呼吸が苦しそうで、経過観察のために使っていたパルスオキシメーターでは、酸素濃度が危険なほど低下していました。エイミーはマークを病院に連れて行った。マークも抗議しなかった。

「ただ、どうでもいいと思うようになった」と彼は言った。

金曜日の時点で、マークは1週間半の入院生活を送っていたが、最良の筋書きが用意されていても、彼の前途は多難そうだ。

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