日本の介護の質 海外との比較

日本の介護の質についてツイッターで色々な文面を見ます


日本の介護の質はどうなんでしょう?

そもそも国内で

あそこの施設は(事業所)は質が低い

ならわかるんですが

日本の介護は質が低いと言われるということは、海外は質が高いのだろうか?と

思いつつ海外と比較する理由がわからないりりーです


日本国内ならわかるんです

受けるサービスの選択肢の中から比較して良い事業所を選ぼうとすることはあたりまえだとおもいます

海外の業界と日本を比べることに意味はあるのでしょうか?


わからないで~す

良いところを取り入れようならわかります

日本はレベル低いですって批判だけじゃわからないでーす

わからないので調べてみました


ジャパンとスウェーデンを比較してみましょう

質の比較はまず実状をみてから比較できるだけの頭が私にあれば・・・・


           日本            スウェーデン

高齢化率    25%超             20%前後

平均寿命    83.985歳            82.205歳

健康寿命    75歳               72歳

うーん・・・・高齢化率の差が5%と考えると一昔前の消費税くらいですが
1/5と1/4って考えるとかなりでかいですね

注目して頂きたいのは
高齢化率の推移です

スウェーデンが高齢化率が7%から14%になるのに85年かかってるのですが、日本は

なんと・・・・24年

3倍以上の速度なので、制度や設備が追い付いていない現状にも少し納得

日本の国民性といいますか、今介護を必要とされている方は戦争を超えてきた方が多いという前提でお話させていただきます。

一人では生き残れないのでとにかく力を合わせて必死でという時代であったのもあり近所の付き合いや人間関係を重要視していた世代ですよね

それに比べてスウェーデンでは
非常に自立志向の強い国民性になっております

それが現場にどのように反映されているかといいますと・・・

ちょっと横文字入りますが、日本では(厳密に言うとアメリカなんですけど)バリデーション療法が取り入れられており認知症の高齢者に接するときに その行動には意味のあるものであるとして、同調し共感する系の療法なんです(ざっくりしすぎててすいません。間違ってたらごめんなさい)

わかりやすいので徘徊する方を例にとりあげますが、日本で徘徊する方の対応をする時はまず一緒についていく。本人の訴えを聞き、さりげなく帰宅(帰設)を促す。もしくはある程度本人が納得するまで歩かないと帰らない方もいらっしゃるかもしれません。

一方スウェーデンでは基本こんなことはしません
GPS付の携帯持たせて自己責任でどうぞ~って対応してるそうですよ

現地人じゃないのであくまでも色々フィルターを通した情報しか知りませんが、日本じゃちょっと無理かな・・・・・

でもこれできたら介護職員の負担が全然かわりますよね

続いてスウェーデンと日本が決定的に違うであろう部分をお話させていただきます。

わたしが一番違うと思っているのは施設の使い方

認識と言い換えても良いとおもっております

あちらさんの国では自分が施設に入りたいと思っても、家族が施設に入りたいと思ってもそのまま入れません


前提としてスウェーデンでは終末期の少しの時期しか施設に入りません

年単位で入所することが稀

ほんとうに最後の時期だけ入所します

そして、判定員なるものがいます

入所にあたり判定員が「これはまだ在宅でいけるんじゃねーの?」と思ったら

施設に入れません


日本の介護保険を中心とした介護サービスを選択モデル

と呼ぶのにたいして

スウェーデン式の介護サービスを順序モデル

と呼びます

質を比較しようにもそもそもの前提が大分違うために比較がしづらいですよね


今日も読んでいただきありがとうございました

りりー

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