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病院が好き〜各科別の楽しみ④〜内科

さて内科である。
私の血液型がAB型であるせいなのか、大変免疫力が弱い。胃腸も弱い。
[ABO型の血液型による性格占い]とか[ABO型別なりやすい病気]とか、それに対して、[血液型など当てはめても意味がない見解だという説]もまたあるのはよく承知している。

しかし、である。
ラジオの『安住紳一郎の日曜天国』で、安住氏の胃腸が弱いことで起きたエピソードを聴く度に、
『ああAB型だもんね』と思う。

ゲストの星野源氏と、いかにお腹が弱くて辛いかを共感し合い、嬉々として語るのを聴き(嬉々として語るのも、AB型にありがちだ٩(๑❛ᴗ❛๑)۶))、
『あ、星野さんもAB型』と知る。調べたら合っていた。

取り敢えず、私を含めて3人が同じ血液型、同じ症状だと知っただけでも、十分信用に足る説であると思う。


AB型が発生したのは、僅か1000年前であるという。
人類の発生時より存在して、命がけで狩猟を行ってきた強いO型と何かが違っても、それはそれで仕方がないことだと思う。

ということで、私は胃腸が弱い。
免疫力が異様に欠如している為、くしゃみをしている人が乗っているバスに5分乗れば風邪がうつる。

衛生的に問題ある(に違いない)食事を摂取すると、胃腸を一発でやられる。

それでも、母が食品衛生についての知識も技術も興味も常識的にある人だったので、実家の食事を食べている間は、ほぼトラブルなしであった。
ほぼというのは、母が料理上手であった為に、『食べ過ぎ』の診断を何度もされたからだσ^_^;

その後、よその家の調理を見てしまう機会が様々あり、
「それはやってはいけません💦」という現場に出くわす。
その現場の実態を知った後は、
『だからこの家に来ると、食事の後、吐いたり下痢したんだ(T ^ T)』と納得する。

同じ物を食べても、他の人は何ともないという事実。
免疫は生まれながらにも、また後天的にも作られるのだと知る。


▪️幼少期
医師「お薬を飲めば、すぐ痛いの治るからね。
昨日はお母さんのお料理が美味しくて食べ過ぎちゃったのかな?」
私「食べ過ぎは毎回なんです。」丁寧にお答えする。
医師「…あ、そう。少し減らそうね。」

 このころから、
「お医者さんと喋るのが好き」発言をしてよく叱られた。
母「病院で余計なことを言うんじゃないの!💦」
私「正しいことを言わないといけないでしょ?」

食べ過ぎは[沢山食べるのは良い子]という教育の賜物とお伝えしたかった。

▪️10代
肺炎、気管支炎、咳喘息の繰り返し。
風邪を引く=相当重い症状
であったので、引かないようにしたいと願いつつも、いくらでも罹患する。
寝込むと優しくされる上、卵のお粥やすりおろしリンゴや珍しい消化の良いおやつが出され、治りかけは本ばかり読んでいたので、楽しい思い出ばかりだ 笑

▪️20代
胃腸炎で病院に駆け込む事しばしば。
点滴はしばらく寝ていられて楽しいので、何の苦もない。
医師「一本やってく?」
私「はぁい♪」
毎度のこと。

▪️30代
偏頭痛の歴史が長く、脳神経外科的な苦労は多かったものの、この時代は内科的には大病をしていない。

しかし、インフルエンザには罹患した。
娘の卒業式の謝恩会の時、ママ友と話していたら、
「私、インフルエンザにかかって、昨日まで寝てたの。」と言う。
『まずい💦』と思った数時間後に発症。

ちゃんとインフルエンザと診断されたその症状は、それまで抱いていた『風邪が重症化したもの』などというレベルではないことを知る。
痛過ぎて死ぬかと思った(~_~;)

発症したのが夜中であったので、朝イチで病院へ行けばいい、と判断したのが間違いだった。
朝、もう立ち上がることもできない。
夫は単身赴任中。
両側を娘二人に支えられて、ようやく車に乗る。
座ってしまえば運転だけはできるので、すぐ近くの病院まで、娘たちに見守られながら車を走らせる。
病院に着いてからは車椅子に乗せられた。

医師「何時頃具合悪くなった? 23時くらい?
ん〜それから10時間かぁ。ギリギリだね。」
私「何がギリギリなんですか? ゼーハーゼーハー💦」
やっとの思いで質問する。
医師「発症してから、あまり時間経つと薬効かないからね。まあギリギリセーフでしょう。」

インフルエンザも時間との勝負なのだと知る。

薬を飲むと、身体中の痛い場所の全てが針に刺されるような感じだったのが、少しずつ痛む箇所が減っていく。
【密から疎になる】そんな感じ

朝飲むと楽になり、夕方四時くらいになると、また痛みが徐々に密になって、全身が痛くなる。
それを三日ほど繰り返し、快方に向かうのであった。

一番痛みが酷い時は寝返りが打てなかったので、枕元の携帯で別室から娘を呼び、ゴロンと反対方向を向かせてもらったりしたし、トイレは這って行った。
それがインフルエンザ。

インフルエンザとは、風邪の重い状態みたいなものだと勘違いしていたのは私だけではない。インフルエンザとはっきり診断されて、タミフルなどを処方されたことのある人は、案外身近に少ないと知った。

しかし、経験のある人は、
「もう二度とかかりたくない( ⌯᷄௰⌯᷅ ) 予防接種は欠かさないですよ。」と語っていた。
勿論、私もその後は毎年欠かしたことはない。

「インフルエンザの予防接種? え〜やったことない」
という人は、本当のインフルエンザを知らない人だと確信する。


▪️40代以降
更年期になると、あちらこちら不調になり、ホットフラッシュで汗だくだくの日々が始まった。
内科に加えて婦人科にもかかり、漢方薬などを処方されるが、結局その時期が過ぎるまで仕方ない、というのが実感だ。

そして大変大変と思っていた更年期がやっと終わると、今度は女性ホルモンの欠如によって、コレステロール値は上がる、血圧も上がる、目眩は起こるし、謎の微熱が続いたり。
年寄りになったのだ、としみじみ思う。
女の人は大変!と言っていた頃は、まだまだ若く、元気であったのだと知る

親は晩年まで白髪が出なかった。私はそれに似たようで、つい最近まで染めたこともなかった。
青魚中心の食生活が功を奏して、化粧品売り場で肌を調べれば水分量が多く、30代並みだと言われる。
勧められた栄養クリームは、
「まだ不要ですね💦と引っ込められる。

しかし、身体の中は確実に老いている。
しかもある年齢を過ぎると、老いは一気に来る実感がある。

『虎に翼』で、岡田将生演じる主人公寅子の夫。
[航一さんは50代になっても老けた印象があまりない][最終回で70歳になったらいきなり老けてた]
とネットがザワザワしていたが、あの特殊メイクは上手だったし、適切だ。合っていると思う。
さすがに70代となると老けるのは致し方ない。

若い人には未知の分野であろうけれども、実際、50〜60代くらいまでは、中身はどうでも、見た目は大した変わらないでいられる人が大勢いるのだ(勿論ドッと老ける人もいる)。

長年の食習慣や生き方は、病気だけではなく、様々な影響を生む。

破天荒な生き方をされる方であっても、食習慣と健康管理にはくれぐれもご注意を。

私の免疫力がないのは相変わらずで、また風邪を引いている。
日本はまだまだ暑さが続いているようだが、先週ドイツは最高気温10度以下の日が続いた。
寒い🥶と思った途端に風邪をひき、家から出られない生活をしている。

病院シリーズを書くのは今だ、と思った次第。






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