今年の大河推し

今年の大河ドラマ「光る君へ」を第一回からとても楽しく見ています。何より衣装が素晴らしく、絵巻に出てくる姿とそっくりの十二単で入内する藤原詮子の姿は、演じる吉田羊の実年齢とのギャップなど完全に振り払ってしまうくらいにワクワクしました。
平安貴族の女性が着る十二単衣の色合わせは多彩で、1000年も前から日本には本当にたくさんの色の呼び方があったことの驚き。
あんなに豪華な衣装を仕立てるための様々な色や柄や質感の布を作り上げるすごい技術がすでに1000年前にあったってことですよね。
最新回では「まひろ」が市井で針を買い求めようとする場面があったけど、今と変わらぬような針が流通していたのだろうか?
でも、それくらいのものがなければ貴族の衣装を仕立てるのは無理そう。。

布は糸の集合体。縦糸と横糸で織られている。
蚕から糸を紡ぎ、糸を染める。または布に仕立ててから染める。そして着物に仕立てる。。気の遠くなるような手仕事の上に貴族の装束が出来上がる。1000年前から続く手仕事に思いを馳せ、心が躍ってしまうのでした。

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