見出し画像

ムゲンダイナVMAXを取り巻くカード達

まえがき

 今回の記事は前回からの続きとなっています。前編ではムゲンダイナVMAX単体について触れ、この後編では環境考察とムゲンダイナVMAXを軸としたデッキ構築のアイデアを語るので、前編も合わせて見てもらうとより理解しやすいと思います。

環境デッキに対する有利・不利

 強化拡張パック「爆炎ウォーカー」までの環境デッキに対してムゲンダイナVMAXがどこまで闘えるかを見てみましょう。個人的に有利だと思う順番に載せます。(枠の大きさは環境中の多さの目安です。)

スクリーンショット 2020-05-22 8.56.58

vs アルセウス&ディアルガ&パルキアGX+ザシアンV:有利
・ワザ「オルタージェネシスGX+」の返しで三神を倒せる。
・ワザ「ブレイブキャリバー」では260ダメージまでしか出ない。

vs ピカチュウ&ゼクロムGX:有利 
・HP270以下のポケモンしかいない。
・ワザ「フルドライブ」の返しでピカゼクが倒される
・ワザ「ライトニングストーム」やワザ「タンデムショック」、エレキパワーは打開策になりうる。

vs ドラパルトVMAX:有利
・ドラパルトVMAXが悪弱点
・ワザ「ダイファントム」2回でもムゲンダイナVMAXは倒せない。

vs マルヤクデVMAX:互角〜やや不利
・お互いに序盤から一撃は難しい。
・終盤はマルヤクデVMAXの火力が上がる(エネ8枚で360ダメージ)。

vs リザードンVMAX:やや不利
・お互いに序盤から一撃は難しい。
・リザードンVMAX側は打点調整カードが豊富。
→1ターンで倒しにくるかも?

vs 小ズガドーン:不利
・お互いが一撃できるマッチアップ。
・ムゲンダイナVMAXがサイドレース的に不利。
ガラルタチフサグマは対策になりにくい。
→特性「ひきよせのうず」ウルトラフォレストのかみつかいの存在
・小ズガドーン側も340ダメージを出すのは要求が高い。
マリィリセットスタンプを上手く使いたい。

 どうでしょうか?ここ最近猛威を奮っているデッキタイプに対しては確かに強いです。しかし、これからはGXポケモンは追加されずに有利なデッキが増えない一方で、VMAXポケモンは今後も毎月追加され、不利なデッキが増えると予想されます。また、三神ザシアンの消滅に伴い非V・GXデッキが増えると、ますます肩身は狭くなるでしょう。

だったら、強いうちに使えばええやん。

 そんなわけで、発売してからすぐデッキが組めるように今のうちに作れそうなデッキタイプのバリエーションを網羅してしまいましょう!(でも大会ないやん、とか言っちゃダメだぞ!)

ムゲンダイナVMAXデッキの候補

 このデッキは特性「ムゲンゾーン」の影響で使えるカードがかなり絞られています。まずはデッキの構成にどんな選択肢があるか挙げてみましょう。

1)ドロー手段

スクリーンショット 2020-05-21 21.10.56

 ジラーチが使えないという大きなハンデを背負いながら、ポケモンを大量に展開しなければなりません。そのため、ドロー手段は次の中から選択になります。複数のドロー手段を設けることも少なくないでしょう。
・ポケモン:
クロバットVムウマージ
・サポート:
博士の研究シロナエリカのおもてなし

2)エネ加速

スクリーンショット 2020-05-21 21.21.49

 ムゲンダイナVMAX自身はエネ加速が必須でないにしても、悪タイプには優秀なアタッカーが多いので、状況に応じて柔軟にアタッカーを切り替える悪バレットのようなデッキタイプにする場合、エネ加速が必要になる場合があります。この時、マニューラGXがいるととても便利です。
・ポケモンの特性:
サザンドラダークライ◇ガオガエンGXサメハダー、(カプ・コケコ◇)
・グッズ:
ターボパッチ、(カウンターゲイン)
・サポート:
ローズレッド&グリーン

3)サーチ手段

スクリーンショット 2020-05-21 21.38.13

 カードの配分が歪になりやすいデッキなので、アクセスしにくいカード・大量に欲しいカードにはドロー以外にもサーチ手段が必要です。
・ポケモンをサーチ:
クイックボールスーパーボールポケモン通信しんかのおこうネズ、(ワザよるのごうれいGXレッド&グリーンポケモンブリーダーの育成)
・サポートをサーチ:ポケギア3.0タッグコール
・スタジアムをサーチ:グズマ&ハラスタジアムナビ
・エネルギーをサーチ:エネルギー転送エネルギースピナーネズ

4)取り巻きのポケモン(一部)
 ムゲンダイナVMAX単体でも充分強いですが、上記のような不利デッキに対して有利不利関係を変えられるポケモンがいるとより強くなります。元々このデッキはポケモンを多く並べるので、デッキの枠を圧迫しにくく、自由度も高いです。逆にムゲンダイナVMAXと闘う時は想定しておきたいポケモン達です。

スクリーンショット 2020-05-21 22.04.55

アブソル:ジラーチの妨害役のイメージが強いですが、複数枚並べるとワザ「シャドーシーカー」でなかなかの火力を出せます。
ガラルジグザグマ:特性「かんしゃくヘッド」で手軽に10ダメージを乗せられるので、幅広い使い方が出来ます。

スクリーンショット 2020-05-21 21.55.55

イベルタルGX:ワザ「デスカウントGX」はムゲンダイナVMAXが一撃出来ないポケモンのきぜつが狙えます。
マニューラ:ワザ「あくのいましめ」でミラーに強くなります。マニューラGXと進化元を共有できるのも評価ポイントです。

スクリーンショット 2020-05-21 21.59.23

フーパ:ワザ「あくのいましめ」はマニューラよりダメージ倍率が低いですが、たねポケモン・無色エネ要求という点で差別化できます。
フーパ:ワザ「アサルトゲート」でお手軽に小突くことができて、相手のVMAXポケモンを、控えているムゲンダイナVMAXの圏内に入れられます。

スクリーンショット 2020-05-21 22.12.33

ガラルタチフサグマ:特性「あらくれシャウト」でダメカンばら撒きも出来て、ワザ「ブロッキング」はデッキによっては詰ませることも可能です。
ガラルタチフサグマ:特性「バッドルーラー」で相手の手札を削りつつ、ワザ「ナックルインパクト」は180ダメージが出るので、非Vの中打点アタッカーとしては優秀です。

5)妨害手段
 ここでは省略します。次回のデッキレシピを参考にしてださい!

〜ちょっと寄り道〜

 上記のカードとは逆に、このムゲンダイナVMAXには入れたくても入れられない汎用カードをサクッと挙げておきます。ムゲンダイナVMAXを相手にするときに有用な情報になるでしょう。

1)ドロー&サーチ系

スクリーンショット 2020-05-23 13.58.09

 これらのカードはいないので、見えてるクロバットVの枚数からリセットスタンプの効果的なタイミングを測れたり、相手の手札枚数からしてくるであろう行動の限界を予測できます。

2)メタカード

スクリーンショット 2020-05-23 13.55.57

 特定のデッキに対して強いこれらのカードを警戒する必要もありません。

3)その他

スクリーンショット 2020-05-23 13.59.43

 特にサポートの回収手段がシロナ&カトレア位しかないので、トラッシュにあるボスの指令の枚数はかなり重要な情報です。
(自主退場できるフィオネ・マーシャドー等は入るかもしれません。)

あとがき

 本当はデッキレシピまで載せる予定だったのですが、長くなりすぎてしまったので、次のパートに回します。次の記事をご覧になる前にこの記事を基にあなた流のデッキを考えてみると、よりポケカが楽しくなると思います!

最後まで読んでくれてありがとうございました!

↓続きはコチラ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?