三神ザシアンのデッキ平均化#2【サンプルレシピ付】

こんにちは、Violaです！
いつも読んでくれてありがとうございます。

今回は三神ザシアンの優勝デッキを集計！
採用率・平均採用枚数を算出しました。

■集計日：2021年8月15日
■最新パック：摩天パーフェクト・蒼空ストリーム
■サンプル数：33デッキ
■対象デッキ：三神ザシアン

調べてみて分かったこと

■型の多様化
以前は三神＋ザシアンVで攻める構築でほぼ固定化されていました。しかし現在はガラルファイヤーV・ガラルサンダーV・スイクンVなど様々なアタッカーを据えて戦う構築になっています。

その要因は「勝ちづらくなったから」。三神ザシアンに有利なデッキが多く登場し、変化を続ける環境で、かつての絶対王者も「勝つための変化」が求められています。

〈集計した３３デッキの内訳〉

■従来型もまだまだ健在
型が多様化したとはいえ、環境トップから落ちると当然対策も薄くなります。その隙間を縫うように、純粋な三神ザシアンも一定数存在します。

↓あの頃の純粋な三神ザシアン↓

■短期間で流行りが変化
今回は7/30~8/15の約２週間での優勝デッキを集計しました。その間にもドータクン型→スイクン型→ファイヤー型→ファイヤー＋スイクン型と、目まぐるしくデッキタイプが変化しています。

直近ではファイヤー＋スイクン両採用型が多いようです。

〈直近１週間のデッキ内訳〉

ポケモンの採用率

■アルセウス＆ディアルガ＆パルキアGX(三神)
どのアタッカーもワザ「アルティメットレイ」でエネ加速するのが基本ルート。よって採用枚数に大きな変化はありませんでした。

■ザシアンV
新カードに枠を奪われて１〜２枚が主流。
とはいえ、
・メタルソーサーの付け先になる鋼タイプ
・TAG TEAMポケモンに対する打点
・特性による手札補充
など代用できない性能を持っています。

■ザマゼンタV
VMAXポケモンの台頭によって活躍機会が増えたポケモン。デッキタイプに関わらず、約半数で採用されています。

■ガラルファイヤーV
《黒馬バドレックスVMAX》などに弱点をつける悪タイプ。自分で勝手にエネ加速できる上に、ワザ「オルタージェネシスGX」後はポケモンVをちょうど倒せる220ダメージを出せます。

■ガラルサンダーV
《ムゲンダイナVMAX》などに弱点をつける闘タイプ。弱点を突かずとも、オーロラエネルギー１枚で170ダメージを出せる点が優秀。

■スイクンV
《ザシアンV》《ガラルファイヤーV》より軽いエネルギー２個で動くアタッカー。三神との色相性も良いです。

三神ザシアンが苦手とする炎タイプへの対抗手段を獲得しました。

デデンネ：クロバット：ワタシラガ
＝２枚：１枚：１枚のシステムラインはほぼ崩れません。

■マーシャドー
《頂への雪道》で完全停止するデッキなので《混沌のうねり》と《マーシャドー》のいずれかを採用する構築が多いです。

■クチートGX
主に従来型で採用されるポケモン。
《ザマゼンタV》と選択になりやすいです。

■ミュウツー＆ミュウGX
《連撃ウーラオスVMAX》などに弱点をつける超タイプ。《ゲンガー＆ミミッキュGX》《ラフレシアGX》を採用してパーフェクションに寄せた型もありました。

その他ポケモン。
様々なカードが採用されています。

グッズの採用率

ボール系の合計平均は7.0枚。
クイック：プレシャス＝４枚：２枚まで確定。それにタッグコールが追加される構築もチラホラありました。

■ドータクン型
クイック：通信＝４枚：３〜４枚が主流。

いれかえ系の合計平均は4.3枚。
■あなぬけのヒモ
ベンチの低HPポケモンを狙うシーンが他デッキよりも多いことから、採用率はやや高め。

■ふうせん
三神以外はにげるエネルギーが２個以下なので採用率が高いです。

■メタルソーサー
依然採用率は高いですが、《ガラルファイヤーV》《ガラルサンダーV》など鋼エネ不要のアタッカーが採用されたことで、４枚確定採用ではなくなりました。

■エネルギーつけかえ
アタッカーの切り替えが多くなり、より重要になったカード。ドータクン型だけは特性「メタルトランス」があるので不採用です。

相手へ干渉するグッズ。
ファイヤー＆スイクン両採用型では、ポケモンの枚数が増えたためグッズ枠が削られています。

三神や《ザシアンV》の役割が重い型ほど採用率が上がります。

その他グッズ。

サポートの採用率

タッグコール不採用型では、
博士：マリィ：ボス＝４枚：３枚：４枚が王道。

タッグコール採用型では、
ボス：ナツハチ：グズハラ：マオスイ：シロカト
＝４枚：２枚：２枚：１枚：１枚が標準。

《博士の研究》《マリィ》共に０枚の構築もありました。

その他サポート。

スタジアムの採用率

直接関係があるか分かりませんが《ガラルファイヤーV》採用の構築は、すべてトキワの森採用という面白い相関がありました。

エネルギーの採用率

エネルギーの合計平均は12.8枚。
基本悪エネルギー不採用型では、鋼：(オーロラ＋水)＝８枚：３枚の配分がメジャーです。

ファイヤー＋スイクン両採用型では、
鋼：悪：水：オーロラ＝５枚：４枚：２枚：３枚の配分が多いです。

サンプルデッキ

上記のデータを参考に、標準的なデッキを組んでみました。デッキの仮組みや練習相手としてご活用ください！

■ファイヤー＋スイクン両採用型

デッキコード：Jxxccx-z7bTXg-84xxa8

■ファイヤー採用型

デッキコード：8xJcxx-c7F6Vm-xYY8xa

■通常型

デッキコード：QPnLig-ujMMty-nLnnLi

最後まで読んでくれてありがとうございました！

＊お詫び＆お知らせ＊
今回はデッキタイプの多様化につき
「で、結局今の三神ザシアンってどうなの？」
が伝わりづらかったかと思います。
（「色々ある」としか言えない環境です）

そこで！
次回は「ファイヤー＋スイクン両採用型」
に特化した記事を投稿します！

お楽しみに！！

■記事冒頭の円グラフ、実は...
ポケカエンジニア部のてぃらさんから「デッキ分布図つくるマシーン」を提供してくださいました！

誰でもカンタンに、カッコイイ分布図をつくれます。ご本人がnoteで使い方を説明されているので、是非使ってみてください！

てぃらさん、ご提供ありがとうございました！！