ヌケニンをちょい考察
お疲れ様です。
今回は拡張パック「仰天のボルテッカー」に収録のヌケニンを使ったデッキ紹介と、構築までの経緯を話していきたいと思います。
デッキレシピ
デッキコード:PgnQ6Q-Ct1e9O-6LngQn
早速ですがデッキレシピです。
これで「ハイハイなるほどね」となる方は、ここまでで十分なはず。
記事を開いてくれてありがとうございました。
デッキの成り立ちや採用理由に興味を持ってくれた方は、そのまま読み進めてください。
カード単体の性能・評価
簡単に言うと調整版ラッタです。
エクストラレギュレーションでは猛威を奮うラッタですが、このヌケニンにおいては、これでもかというくらいに弱体化がかけられています。
◯ワザ「いのちをしぼる」[無無無]
相手のHPを問答無用で残り10に出来ます。
サイドをより多く取れるV・GXポケモン相手に使いたいワザです。
◯たねポケモン
トリプル加速エネルギーが使えません(ココ重要)。
◯特性「ぬけしばり」
実質1進化ポケモンのような出し方になる上に「ベンチ」「デッキの枠」の両方を圧迫するという非常にクセのある仕様になっています。
デッキ構築の課題
このヌケニンには、構築する上でクリアすべき課題が3つあります。
1.エネルギーの用意
[無無無]を1ターンで用意したいです。
エネ加速の方法はこの記事に全部書きました。是非読んでみてください。(隙あらば宣伝)
2.「残りHP10」をどうするか?
ワザ「いのちをしぼる」を使ったターンに即きぜつを狙うなら、この辺りが選択肢になります。(どくさいみん光線は強すぎた)
ワザを使用した次のターンにきぜつさせるなら、一気に選択肢は増えます。ほんの一例ですが、有用そうなカードを列挙します。
3.非V・GXポケモンに対しての処理ルート
サイドを1枚しか取れない非V・GXポケモンに対して、ヌケニンで闘うのはコスパが悪いです。出来ることなら非V・GXポケモンに対して有利なポケモンを用意したいところです。
<ここまでのまとめ:構築上の課題>
1.エネルギーの用意
2.「残りHP10」をどうするか?
3.非V・GXポケモンに対しての処理ルート
相性が良さそうなカード
私の構築力が足りず、ボツになった案です。
他の型でヌケニンデッキを作る際に、アイデアとして覚えておくと良いかもしれません。残った問題点を挙げておきます。
1.溶接工(炎タイプ軸)
エネ加速が一番簡単そうだったので、まず最初に手をつけました。
しかし、進化ポケモンを継続して準備するにはドロー能力が足りません。
溶接工を使い続けると他のパーツが揃えられず、かと言ってデデンネGXなどを多用するとベンチが足りなくなります。
(記事を書きながら「エンニュートで解決するのでは?」と思ったので、もし作るなら参考までに。)
2.ゴリランダー(草タイプ軸)
山札から2枚のエネ加速が魅力的で、加えてテッカニンとトレーナーズを共有できる点が強そうだと考えました。
しかし、2進化ポケモン+ヌケニン+α(どく要因など)を揃えるのは安定せず、崩された後の盤面修復が難しいためボツになりました。
同じ理由で2進化ポケモンは候補から外れました。
そうして次に思いついたのがギラマネロ(ギラティナ+カラマネロ)です。
デッキコンセプト
上記の課題に対する答えです。
これがそのままデッキコンセプトとなります。
1.エネルギーの用意
カラマネロの特性「サイコリチャージ」×2匹+手貼りで賄います。カラマネロが1進化ポケモンなので、盤面を作るのは比較的簡単です。
2.「残りHP10」をどうするか?
特性「やぶれたとびら」で倒します。
現在マオ&スイレンの採用率があまり高くない上に、仮に使われて120ダメージを回復されたとしても、ワザ「シャドーインパクト」130ダメージでピッタリ倒せます。
3.非V・GXポケモンに対しての処理ルート
ギラティナは特性「やぶれたとびら」で継続して攻撃出来るため非V・GXポケモンに対して有利です。
それに対してヌケニンは先述の通りV・GXポケモンに有利を取れるため、ギラティナとヌケニンは攻撃面の補完が非常に優れています。
<ここまでのまとめ:課題への回答>
1.エネルギーの用意
→特性「サイコリチャージ」2回+手貼り
2.「残りHP10」をどうするか?
→特性「やぶれたとびら」で落とす。
3.非V・GXポケモンに対しての処理ルート
→ギラティナで有利をとる。
採用カードとその意図
割とスタンダードなギラマネロの構築なのでざっくりと紹介します。
カラマネロライン:4-4
この枚数は妥協しない方が良いです。
勝敗に直結します。
ギラティナ:2
サイド落ちをケアして2枚。
1枚でもあれば無限に使えます。
ジラーチ:3
説明不要の潤滑油。
リセットスタンプのケアも兼ねてます。
ヌケニン:2
ゲーム中1〜2回使うので2枚で良いでしょう。
テッカニンライン:2-2
テッカニンは基本回収ネットで戻すので、ヌケニンが4枚入るデッキでもこの枚数で良いと思います。
メタモン◇:1
1進化ポケモンが2種類いるので、デッキとベンチの枠を節約できます。
ヒメンカ:1
実質カプ・テテフGXです。
といったサン・ムーン時代の王道のムーブを、
という流れで擬似的に再現しています。
ミステリートレジャー:4
序盤にイカ達を如何にして並べるかが、このデッキの勝負所です。
クイックボール:3
ヒメンカやジラーチへのアクセスを重視するなら4枚でもアリです。
ポケモン通信:3
・ヌケニンを山札に戻したい
・テッカニンのサーチ手段がない
という理由で多めの採用です。
回収ネット:4
・テッカニンを戻してベンチに空きを作る
・ねがいぼし流星群で無理やりカードを集める
という動きをしたいのでMAX4枚の採用です。
のろいのおふだ:1
倒されたくないポケモンに貼って牽制します。
ふつうのつりざおの方が良いと思います。
シロナ:4
博士の研究ではない理由は次の3点です。
・手札にあるヌケニンを山札に戻したい。
・ゲームのターン数が多く、そこまで山札を速く掘る必要がない。
・トラッシュしたくないカードが多い。
マリィ:3
シロナ同様ヌケニンを山札に戻せるカードです。
リセットスタンプが無いのでマリィ3枚でなんとか誤魔化したいところ。
ボスの指令:3
ヌケニンで攻撃した次のターン、特性「やぶれたとびら」で倒したいポケモンをベンチに下げつつ、次のターゲットを前に出すと気持ち良くなれます。
エリカのおもてなし:1
ムゲンダイナが多い現環境でお気に入りの1枚。
序盤に来ても困るので1枚だけです。
トキワの森:2
特性「ねがいぼし」で当たるエネルギーです。
1枚トラッシュする効果も地味に大事です。
基本超エネルギー:9
特性「サイコリチャージ」で加速するため2枚、
6回攻撃するので手貼り分6枚、
予備で1枚。合計9枚です。
ゲームが進めばサイドを引けるため、サイド落ちはあまり気にしなくて良いです。
あとがき
いかがでしたか?初めはクセが強すぎて悩みましたが、最終的には理にかなったデッキが作れたと思っています。これだけが正解ではないので、他のデッキにもチャレンジしたいですね!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
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