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マダムの一人旅 イタリア編 出発前夜

今回は、初めてのフィンランド航空でヘルシンキ経由。しかし出発時間が変更になり、乗り継ぎが間に合わなくなり、マルペンサ空港着のはずが、リナーテ空港に変更になった。

 そもそも羽田発が8時半と早いし、乗り継ぎは45分だからせっかくの初めての北欧というのに多分空港を駆け足だろう。ミラノ到着は18時半で、本来はそのまま最初の目的地に移動したかったがミラノ周辺で1泊せざるを得ない。安い航空券というのはこういう落とし穴がある。

 プランは、イタリアは何度も訪れているので、初めての場所に行こうと探したらラベンナ、だった。古代ローマが分裂した後のビザンツ帝国のビザンチン文化の残る街として知られている。が、立地が辺鄙なところなのでこれまで足を延ばすことができないでいた。

ついでに近くのリミニへ。ここは小さな独立国家サンマリノへのピボットフットとして利用されるようだが、もちろんサンマリノは行ってみたいけど、リミニはフェリーニの故郷でもあるそうで、映画アマルコルドの舞台となったホテルとやらに奮発して泊まることにした。

王道観光ルートをはずすと、電車やバスの本数が減り、乗り継ぎが不便でたいへんなのだが、実はこういう旅が好きだ。ローカル線でひなびた駅やぱっとしない小さな町をたどるとなんだかうれしい。今度はどんな発見と出会いが待っていることやら。

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