イタリアの中の独立国サンマリノ共和国って、行ってみたけど・・・ マダムの一人旅 イタリア編 3日目

前回の旅では、スペインとフランス国境、ピレネーの山中にあるアンドラ公国に滞在した。今回はそれに続く ”プチ独立国シリーズ” (って、いま勝手にシリーズ化してみた)サンマリノ共和国を訪れることにした。行き方は、イタリアのアドリア海側の街リミニからのシャトルバスほぼ一択。
駅前のバス乗り場から乗りました。
予想以上に旅行者が多いみたいで、11時15分発のバスは満席、2人ほど立ったままで出発した。

サンマリノ行きの直行バス乗り場

走り出して少しすると景色が開け、遠くに丘陵地帯、その向こうにごつごつした岩山が屹立しているのが見える。手前の街っぽいのがそう?いやあの岩山の上? なんか塔みたいのも見えるし。
 結論、その岩山がサンマリノでした。イタリアらしい緑の多いなだらかな丘陵地帯から突如ごつごつの岩がそそりたっている。平地もない岩のごつごつだけで、農作物が作れるとは思えないし家だって作れそうにない。
 国の発祥はキリスト教徒が迫害から逃れるためとのことだったが、平家の落人伝説みたいなもので、これくらい不便で厳しい環境じゃないと逃げ延びれなかったんだろうな。

どこまでも上り坂

1時間弱で到着。途中のいつ、どこで国境を越えたのかさっぱりわからない。全員が観光客なんだから、はい、いま国境を越えました、的なアナウンスが、もしくはでかい看板があってもいいと思うんだが。


さっそく歩き出すのだが方向が分からない。
あとで分かったが、非常に傾斜がきついので、ヘアピンカーブをもっとぐしゃっとしたようなうねり道だらけなので右か左かで悩むより、とにかく上に登っていけば間違いない。ときどきショートカットの階段もある。



やがて一段と見晴らしのいいところにやってくるとほぼ頂上。切り立った岩山の頂上の尾根筋に当たる。第一の塔から第二の塔までのルートが最大のヴューポイントだ。

いちばんのフォトポイント。第一の塔から第2の塔を望む
どちらの方角を見ても見晴るかす彼方までイタリアの大地が広がっている。遠くアドリア海も。

確かに絶景である。ぽかーんと口を開けて見てしまう。しかし、しかし、だ。そんなもの5分も見ていたら十分なのだ。写真を撮りまくったところで、写るものもほぼ一緒。
 おなかがすいたので、景色のいいカフェでピザとビールのランチをしたけれど、サンマリノ共和国の事前知識がなく、1日観光のつもりで時間を取っていたけれど、なんのことはない、2時間で終了した(ごはんタイムいれて3時間)。
 

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