教習所記録⑥

記録をさぼっているうちに路上教習も5回目となり、なんやかんやという間に2つめのコースを走ることになった。2、3月は教習所が年間で一番混み合う時期らしく、週に一度くらいしか予約が取れない。この日は10日ぶりにハンドルを握ったこともあり、点検の仕方すら記憶から抜け落ちてしまっていた。言い訳がましいのだが、やはり一週間に一度は運転しないと感覚が鈍るようだ。この日担当してくれた指導員は気さくでやたら声がでかい。何しろ良いことであれ悪いことであれ声量が大なので運転中けっこうびびる。
「車間距離っっ!近いっすね!!!」といった具合でエクスクラメーションマークのオンパレードで、普段しないようなミスをしてしまい焦りが滲む。
以前までの指導員にはあまり指摘されなかった前の車両との距離の近さや進路変更時の注意点等について説明を受けたが、声のでかさとあまりに喋るためか内容があまり頭に入らない。今までの経験上、運転中指導員に話しかけられすぎると運転に支障をきたすことは自覚しているので「お願いだから黙ってくれ!!!!!」と脳内の私が暴れ狂っていた。
指摘項目はざっと以下のようなことだった気がする。

・前の車両のタイヤが見える程度の距離で停車する
・停車している車を避ける際の進路変更はスピードを落とし、十分な距離をとって合図を出す。停車車両に対して1メートルほど間隔をあけ、車体を平行にして避ける。
・ブレーキは足の真ん中で踏む(無意識にブレーキペダルの右端を踏んでい
たらしい)

無駄なブレーキが多いことも指摘されたが、これについては後続車に迷惑をかけまくるのでかなり意識するようにした。あと信号が変わるタイミングを読むのが下手で急ブレーキを踏んでしまう。
本来は車線変更を復習する予定だったのに、それ以前の運転技術についての指摘が多すぎてまともな復習ができなかった。それに車線変更も全く自信がない。指導員に言われるがままに合図を出し、「はい今!!!!」と指示された通りに車体を動かしているだけだ。多分自主経路の際は自分でタイミングを見極めて車線変更を行わなければならないのだろう。おまけに夜間の教習はとにかく対向車のライトに目がくらみ、安全把握がしにくい。夜間はキャンセル待ちがしやすく予約しなくても乗車できるので好都合だが、仕事後には体力的になかなかこたえる。このままのペースだと卒検は4月になってしまいそうなので、なるべく時間のある時にキャンセル待ちをして早く卒業できるようにしたい。卒業後は二輪免許を取るというのに、とにかく先が思いやられる…