なぜモータースポーツに興味を持ったのか

私の興味の対象の大きな柱の一つにモータースポーツがあります。この記事を読んで,自己紹介がてら,興味を持ったきっかけを書いてみようと思います。

モータースポーツに興味を持ったきっかけを一言でいうと言うと,父の影響です。

加えて,フジテレビが地上波(というか当時はNHK衛星放送が始まったばかりで,基本地上波しかなかった気がしますが・・・)でほぼノーカットの放送を始めたことも強い影響があると思います。

父には,鈴鹿や岡山(当時はTIサーキット英田)に何度か観戦に連れていかれました。また,英田では父の友人がレース用のロードスターで走行していたことがあり,大学に入ってからですが,その車でペースカーについて走るファミリー走行させてもらったこともありました。

また,フジテレビがF1放送を開始した当時,ちょうど浪人してるか,大学に入学した頃で,強い興味を持って見ていました。

大学に入ってからは,せっかくなので鈴鹿で生観戦したい,そう思うようになりましたが,今から思えば信じられませんが,当時は自由席といえども,はがきで申し込んで抽選だったと思います。

はじめて申し込んだのは1990年だったと思いますがはずれ,だけど,金曜日だけの当日券があり,金曜日のフリー走行と予選を見に行ったと記憶しています。そこで,美しいマシンと想像を超えたエンジン音の美しさに心奪われてしまいました。

この原体験が,モータースポーツへの興味の根源だと思います。

この翌年からは,可能な限り,鈴鹿のF1は見に行ってますし,イギリスGPに1回,去年ひさびさの海外観戦としてイタリアGPに行きました。

モータースポーツ観戦は,私にとってはとても楽しいですが,大変なことも多いです。それだけに,興味のない人に薦めることができる趣味かというと,躊躇してしまうところがあります。

また,モータースポーツといっても,関わり方,チャンネルは千差万別です。正直,他のスポーツより,このチャンネルは極めて多いと感じています。そこもモータースポーツの魅力のひとつです。

まず競技者側として,レーシング,すなわち車を速く走らせる,他の競技者と競り勝てる技能は重要ですが,詳細は省きますがそれ以外の才能を持った人がほんとうにたくさん必要です。モータースポーツで勝つためには,大なり小なり企業体としての機構を整備する必要があると思います。

また,観戦者側も千差万別です。気の置けない,仲のいいモータースポーツファン同士でサーキットに見に行った場合でも観戦の仕方が違うので,サーキット内ではほとんど行動を共にせず,行き帰りや食事のとき,または車中泊などで一緒するだけというパターンも,私の場合は少なくないです。

運営に関しては,他のスポーツに比べると広大な敷地が必要であり,日本の場合は立地が鈴鹿を除いて山間部にあることが多く,集客に対する考え方もモータースポーツ特有な部分があることは想像に難くないです。

レースを伝えるメディアも,SNSやライブ配信などの普及により,競技者側が直接,観戦者側に伝えることが驚くほど容易となり,これまでのメディアが果たしてきた方法とは,異なるコンセプトが必要になっていることを感じます。

これら競技者,観戦者,運営,メディア側といろんなチャンネルがあるにも関わらず,その多くのチャンネルへの誘導経路をリーダーシップをもって整備する人,団体がいないように感じることが多いです。

ただ,私が興味をもった頃と異なり,今の日本のF1および,フォーミュラカーレースは,ファンの減少により,私にとってはその価値に対してとても見に行きやすいので,あまりファンを増やしてほしくないという思いもあります(-_-;)

とはいえ,それでモータースポーツ関連団体・企業が潰れてしまってはもともこもないです。

そして,もうひとつは,当然と私が思っている佐藤琢磨選手の国民栄誉賞授与に関して,通常のメディアで話が出ないのは,興味を持っている人が少ないからだとは思います。

もしファンを増やしたい場合,どうしたらいいか。観戦者としてしかかかわったことのない私にとって,本質的なことを言うには知識不足です。

だから,論理性はなく,とても抽象的な書き方しかできないのですが,コンセプトとしては,興味をもってもらえるこのようなチャンネルを明確にし,それぞれを整備,すなわち各チャンネルでの原体験としての楽しさをある程度準備し,それに触れてもらう機会・確率を増やすことが大事かなと感じています。

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