ひっかからない映画祭

 プールで泳ぐ。泳いでいるうちは特別楽しいとか気持ちいいわけでもないが、後味がいい。よく眠れそう。ジム通いして筋トレやランニングをする人も、やってるうちはちょっと苦痛だけど生活全体のバランスとして整うからやってる人多いんだろうなーと思った。
 お風呂入って水着を干しながらふと思いついたんだがいつか「ひっかからない映画祭」というのをやりたい。というのは、去年撮った短編が見事なまでにどこの映画祭にもひっかからず、自分では大好きなのに、ともすると弱気になりそうになるのだが、ちょっと思い返せば、仲間のような作品がたくさんあったなーと思って。私は某E**Uゼミという映画のスクールに通い、卒業後そこでスタッフをして、ぶちゃいくなアマチュア映画を自分でも作ったし他の人のもたくさん見てきたけど、本当に私の心にクリティカルヒットする作品がその後日の目に浴びていたためしがない! 私は自分のことを特に変態だとは思っていないが、どこに出しても恥ずかしくないようなものにはそこまで惹かれない傾向はあって、抱きしめたい!と思うような作品またはその作者は大体少し変てこというかアンバランスであったりする。彼らは多くの場合自分の作品を恥ずかしがるし(その人らしさとかが歪な部分も含めてダイレクトに反映されているほどそう思うのは当たり前といえば当たり前)、どうせ無理でしょみたいになったり、賞をとるとかに対してモチベが上がらなかったり、完成させただけで疲れ切ってしまったりして、そもそもコンペ系に応募もしない場合も多い。そういうの全部乗り越えて頑張って出してもなかなか通らないけど。でもその映画たちが存在してなかったことになるのは悲しすぎるから、自分のも含めて、私がそれらを拾い集めて別の界層を作りたいなあー。今すぐにやってもいいけれど、「俺が選んだ○本」とか言ってもお前誰だろってならずにじゃあ行きたい♪と思ってくれる人が一定数いるみたいな状況になってからできたらベストだ…
 まあどうなるんだかわからないが、
 とりあえず、私の趣向をちょっとだけ書いておく。

 今年ここまでに見た新作映画のベスト1は『D.A.U. ナターシャ』昨年のベストは『LETO』オールタイムベストはモーリス・ピアラ監督の『ヴァン・ゴッホ』

 以上です。
 私は自分が震える映画と、まあまあ楽しめる映画と、クソだと思う映画の間にどんな違いがあるのか言葉にできない。
 それをいい感じに言葉にできるようになれば、ワンチャンそっち方向でお仕事になったりなどするのかもしれないが、あえて整然と理解する気も起きない…。
 昔filmarksをやっていたが、映画を観た直後に評価をつけレビューを書くのが、これはダメだなと思った。
 いい映画は観たその瞬間にはわからないことも多いからだ。
 たまにnoteに映画観た感想風のものを書いたりしてるけど、実際映画そのものじゃなくて、映画に刺激されて思い至った何事かについて書いてるだけ。そのうち映画そのものから受け取ったものについてもじっくり検討してみたいですけどね。

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