【気まぐれDiary】心が喜ぶことをしよう
これまでどれだけの数の会社と職種を経験したのだろう。
40代までは「どこに放り込まれても、生きていける度胸だけはついたぞ！」と言っていた時があったなぁ。今じゃ、「そんな状況は絶対ごめんだぜ！」って素直に言えるのに。粋がっていたのか、自分をそう鼓舞しないとやっていけなかったのか、それとも両方か。。
周りからいつも忙しそうだね、大変だろうね、私には真似できないよって言われるたび、「しんどいと言うことさえ、しんどすぎて言えなかっただけ」という超悲惨な時期があったはずなのに、半世紀も生きると都合よく記憶が改ざんされ、美化されていくのはどうやら本当らしい。笑
私が大きく恵まれていたのは、家事をやってくれる実母と同居していたこと。本当に母には頭が上がりません。今までやって来れたのは母がいてくれたおかげです。今はもう82歳の高齢になっておりますが、年齢に負けないくらいの元気さにも救われております。（ありがたや、ありがたや）
シングルマザーをやって20年余り。これまで仕事を選ぶという贅沢な選択は許されておりませんでしたが、少しでも時給の良い仕事にありつくために、小さかった子どもたちを母に預けて、パート帰りに習い事に通ったり、独学の時間に宛てたりとしておりました。
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子育てからすっかり離れ、ようやく人並みに生活が出来る状態になった今、第二の人生を歩むべく、いろいろしておりますが、、、
ある時ふと気づいたんです。
私って昔から「仕事」に繋がることしかしたことがない。（四柱推命だって、ずっと通っていた占い師の先生のように、おばあちゃんになっても出来る仕事なんじゃないかって動機だったんだもんねぇ）
純粋に好きだからという「趣味」の習い事って殆どしたことないやん？
「うわぁ〜、めっちゃオモロない人間やん！！」
いや、通常に生活ができるようになったからこそ、そんな優雅なことを考えられるようになったんだよね。（どんだけ低空飛行の生活やってん・・苦笑）
で、つい先日思い立って、仕事と全く関係のない、やりたかったことの一つ「コーヒー講座」に行ってみよう！と決めたわけ。
私って昔っから大のコーヒー好き。
小学校4年生の時からブラックコーヒーに目覚め、20代の時は、朝一番に豆を挽いて、会社の先輩たちにコーヒーを配るのが私の日課だった。
今じゃそんなこと考えられないけど、コーヒー好きだったため苦でもなく、むしろ嬉しかった記憶がある。でも、そんなに好きなのに、詳しく知ろうとは思わなかった。（何でも知りたがりな性格なのにね）
3週間連続で、全3回。
タリーズコーヒースクールに通いました。
第1回目のコーヒー・スクールは、「おいしいコーヒーの淹れ方」。
カップはもちろん、お湯を入れるポットやコーヒーを受けるサーバーなどの器具全部を温めるところから始まる。コーヒーの粉は10gでカップ１杯分。
フィルターのジャストフィットな折り方や粉を最初に蒸らす作業を知り、まるでガトーショコラのような、見ていると美味しそうな粉の泡立ちがコーヒーのアクだったと知って驚いたり。
フレンチプレスで淹れるコーヒーが出来上がるまでの待ち時間の間に、コーヒーの豆知識を伝授される。ほんのちょっと知ることで、普段何の気なしに通っているコーヒーショップが急に楽しくなってくるから不思議だ。
第2回、第3回は、カフェのアルバイト経験がある次女と一緒に通った。
利酒より難しいと言われる「利きコーヒー」体験があったりと、普段できないような経験をして二人ともハマってしまった。現在、我が家には、コーヒーショップが出来そうなくらいコーヒー器具が揃っている（笑）
コーヒーはいろいろ誤解されていることが多いけど、コーヒー効果のうんちくは次回するとして、今回は素直に「楽しかった」と言える経験ができたのがとっても嬉しかった。
昔の私だったら、自分がすることに逐一「これをして次どうする？何かの役に立つ？」と自分に問い正し、仕事に有益か否かだけでジャッジしていたに違いない。
そんなこと関係なしに「心が喜ぶ経験をすること」で、これほど気持ちが豊かになれるんだって、こんな歳になって初めて知ったのかもしれない。
ラテアートに挑戦する前に、コーヒーの基本知識が少しあった方がいいかな〜と思う程度で参加したんだけど、想像以上に本格的なコーヒーの世界に満足しきりだった。タリーズさん、ありがとう〜！
ん？
いや、お礼を言われるのは私のほうかも？？
だって、余分な買い物いっぱいしちゃったもんね笑
Kimi
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