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「五等分の花嫁」---選ぶべきだったのか?(ネタバレ)

五つ子姉妹の家庭教師を務めることになったのは、ガリ勉で同級生の風太郎。勉強が苦手な五つ子姉妹をきちんと進級させるのが目的だけれど、性格の違う姉妹をハンドルするのに四苦八苦するという物語。

非常にキュートな姉妹なんだけれども、各人の得意不得意を理解するのも一苦労だし、反抗する子もいたりしてなかなか最初は上手くいかないけど、時が経つうちにきちんと信頼関係を結べるようになるんだよね。

それは風太郎が真面目にきちんと向き合ったからだし、一生懸命やったからなんですよね。
それが功を奏したのか、この姉妹が風太郎を好きになって競争になるっていうわけです。

選択すべきだったのか?
姉妹が風太郎に恋するのは物語を盛り上げるのでこの設定はありだと思う。

しかし最後に風太郎がいつきと結婚するエンディングはどうなの?と思ってしまった。

出会いがそもそもいつきだったから、あぁやっぱりね、という感じだったし、風太郎を巡る争奪戦にいつきがあまり参加していないことが逆に怪しかったので、あぁやっぱり、だった。

でも姉妹が全員かわいかったし、それぞれの良さがあるので、風太郎に誰か一人を選ばせるという最後は正しかったのだろうか?と疑問に思うのだ。もちろん一花がやったことはズルいし、ニノは直球だし、ミクはもじもじしっぱなしで、その3人が恋愛バトルしてて、アニメでは修学旅行のその後が描かれていない。
そのため、いつきが後から出てきて急に風太郎をかっさらう感じになってしまい、言っちゃ悪いがすげー印象悪いわけ。

なんかこういうのって資本主義の悪いところだよね的な感じがするんですよ。

それよりも結果を出さないエンディングにして誤魔化すのが最適だったのではないだろうか?

これを書いた時点では鐘のところでキスしたのが五月になってたけど、あとで五月でないことが判明するっつートリックでした。
従って花嫁は五月ではないので作者の判断は賢明でした。


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