[kh-]と[g-,gh-]は仲間!?

[kh-]と[g-,gh-]の共通点

単語の頭にくる子音の[kh-]と[g-,gh-]は実は同じ仲間で、共通点があるということをご存知でしょうか?

通常[kh-]はたんを吐く時のような、のどをこすらせる「カ」行音で、[g-, gh-]は「ガ」行音として説明されます。

日本語の説明だけを聞くと共通点がないように見えますが、IPA記号(国際音声記号)による正式名称では以下のような言い方をします。

[kh-]→無声軟口蓋摩擦音
[g-, gh-]→有声軟口蓋摩擦音

つまり両音とも軟口蓋摩擦音という共通点を持ち、違いは無声音か、有声音かということがわかります。

まず軟口蓋とは口の奥の方にあるやわらかい部分のことをいいます。舌の根元を持ち上げるとその柔らかさが確認できます。

そして摩擦音とは「こすらせる」音のことです。「こすらせる」というのは、ある部分と部分がぴったり触れているわけでも、離れすぎているわけでもなく、さりげなく触れ合って振動している状態のことです。

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